ボカロ世界は音楽ではなく動画コンテンツ？

異論はあると思いますが、ボカロP活動を試行錯誤してみて「とにかく多くの人に聴いてほしい」に振り切るなら
・メロディより歌詞
・楽曲よりイラストと動画
・作品そのものよりプロモーション
を優先すべきというのが実感。でもビジネスでやっているわけじゃないのでやっぱり好きなものを楽しんで作る

— AKUZ (あくつ) (@akuzmusic) June 26, 2021

多分、これは本当のことなのだと思います。
ボカロという世界は、正確には音楽ではなく動画コンテンツというのが正しいのではないかと思います。
ボカロ曲というのは、動画と歌詞の劇伴曲、BGMなのではないでしょうか。

有名ボカロPさんのMVを見ていると、「普通に依頼したら数十万円かかるだろうな」という作品もあります。
広告料が入るのでしょうから予算に余裕があるのかもしれませんが、何より有名人と関わることが宣伝になるので、有能なクリエーターが無償や低価格で協力してくれることがあるのではないかと思います。
もしそうであるなら、有名ボカロPはかなり有利な立場にあるのだと思います。

実際、私の場合はイラストが描けないので、イラスト素材代が最大の作品制作コストです。
その費用捻出時間のために、製作スパン全体が影響されています。
音楽はできるのに、映像が作れないために進めることができないというジレンマがあります。
音楽を作りたいのに、いつの間にか動画製作の影響が大きくなっていました。
そのことが気にかかるのですが、これも「ボカロ曲は動画コンテンツ」だと思うと納得するしかないのです。