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免許外教科担任の悩み。 #教師のバトン

文科省と管理職の方に読んでいただきたい!
文科省と管理職の方に知っていてほしい!!

と思うことを書きます。

悩み①「誰かが担当しなければ」

免許を所有する教員がいないのだから、誰かがその教科を担当することになります。

転出入者が決まると、免許所有者がいない教科について職員室内は「次は誰が……」とそわそわします。

打診されて「ショックだった」と言う先生もいました。
その気持ち、分かる気がします。

指導者の養成を受けていないのに部活動顧問をすることも辛いけれど、大学で学んでいない教科を担当することも辛いです。(初任で特別支援学級の時は特に)

私の場合は、次年度の教員の顔ぶれを見た時に「私しかいない…」と思っていたので引き受けました。実技教科です。


悩み② 成績をつける苦悩

春休みには自費で書籍を購入し、勉強しました。
あの集中力と勉強量は、教員生活でナンバー1だったと思います。学習指導要領を理解して、頭に知識を叩き込むことはもちろん、本物の先生に見えるように、技能の練習と授業の練習もしました。

中学時代に得意な教科だったこともあり、教材研究も授業も楽しかったです。
生徒も、本物の先生だと思っていたはずです。

ただ………

成績をつける時だけは苦しかったです。
同じ免許外でも、特別支援学級とは異なる苦悩です。


専門の先生ならどう評価するだろうか?

特に、実技の観点は悩みました。(評価基準はあるけれど)

「専門の先生ならどう評価するだろうか?」と何度も思いました。

「専門の先生から習っていたら、もっと伸びたのではないだろうか?」「専門の先生ならどのようなアドバイスをするのだろうか?」とも。

大袈裟だと笑われるかもしれませんが、「人生を左右するかもしれない数字を、免許を持っていない私が決めていいのか?」という不安?恐怖?のような感情を抱いたこともあります。


人生を左右するかもしれない数字

これは人づてに聞いた話です。

ある先生は、学校長から3教科打診されたけれど、「同じ学年で9教科のうち3教科の評定をつけることは、自分には重いです」と断ったそうです。

その話を耳にした後に、私は2教科を担当しました。
同じ学年で9教科のうち2教科の評定をつけることも、プレッシャーがありました。免許外だから尚更。



全ての学校に、全ての教科の免許所有者が勤務できるようなシステムになることを願います✨


読んでいただきありがとうございました🍀


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