『【閲覧注意】人身事故現場のおぞましい話』
10年以上前だけど、
初夏の昼下がりに
地元K駅で人身事故直後の現場に出くわした。
K駅に向かう途中。
二階部分の改札に通じるデッキの一箇所には、
次々と人だかりが出来始めていた。
(※現場の位置参考画像)
何事だろうと
隙間から観衆の視線の先にある線路を、
デッキの上から覗き見ると
飛び込んできたのは
黒く変色し始めた血溜まりと、
ぐしゃぐしゃになって
千切れた服と混じり合ったかのような肉片だった
デッキからの限られた狭い範囲の位置からは
電車は確認できない。
動かしたのか通り過ぎたのかはわからないけど、
誤って転落などではなく
『飛び込み自殺』だと思った。
"ホームから奥側の線路"
で引き潰されていたから。
(図解❌が遺体。左下↗️が視点)
周囲の会話から予想できるのは
事故が起きてから
おそらく15〜20分以内だという事くらい。
下の駐輪場係員は
フェンス越しに目の前にある遺体を
かぶりつきで見ている…
驚いたのは
カラスがあっという間に5羽程集まって
肉片を啄み始めていた事だ。
カラスは人の肉も食べる。
程なく
黄色いレインコートを見に纏った
係員が何人か現れた。
皆コンビニ袋の様な白い手提げを持ち、
ゴミ拾いの長いトングを使い
散乱する肉片を集め始めた。
目隠しで遮断されたホームの端に置いた
寝袋状の大きなブルーシートに
その白い袋を次々と入れていた。
散らばる革靴とリュックサックから
遺体は男性だと思った。
題名にした
"おぞましい"のは
この光景の事ではない。
さらに膨らんだ人だかり。
老若男女が皆、
耳を疑う様な言葉を発していた。
**「今日は◯◯駅にきて良かったね。」 **
**「いい物見れた」 **
最も衝撃的だったのが、
若い父親が肩車をして
幼い子供に
散乱した遺体を見せている光景だった。
興味を持って
遠巻きながら野次馬の1人になった僕も
同じかもしれないけれど、
人の不幸すら
芸能人でも目撃したかのような会話、
行動を平気でしてしまう
自分を含めた生きている人間が
心底おぞましい。
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