同世代嫌悪とちいかわ

自分の年齢から±5歳を同世代と定義するならば、同世代のみっともなさが絶え間なく目に耳に刺さっていたたまれない。

自分自身の実年齢と精神の未熟とのギャップに苛まれ続け、どの位置に身を置けば良いのかを絶え間なく探してはいるものの、しっくりと収まる場所が見つかってはいないので、中途半端な権力を手にし、高慢で傲慢な同世代を見ているのは羞恥に身を焼かれるような思いがする。

彼らは余程の恥知らずなのか、余程の馬鹿なのかと思うも、恐らくはヒガミも少々。

ところで娘が激しく推すところのちいかわ。

可愛らしさと健気さと繊細さと残酷さとが織りなす散文調の物語で、只者ではない感じ。

こりゃすげえなと正直に関心したけど、ここで分かったような気になるのは大間違いだと思う。

恐らく自分が見ているちいかわと、娘が見ているちいかわでは、捉えている芯の位置が違うのだ。

この芯のズレを自覚していない同世代こそが、大きな失敗を犯しているような気がするのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?