徒然草 其一〜対義語のあるところ〜
蝉の声も少なくなり、ふと過ぎる風に晩夏を感じることも増えました。
普段の記事も徒然なるままなのですが、なんのタイトルも思いつかないので、徒然草です。兼好法師に申しわけがありませんが、名前を拝借いたします。枕草子であるとか、徒然草であるとか、無名草子や御伽草子であるとか、古来の随筆や散文作品には、「草子」の名が多くつけられているように思われます。冊子(さくし)という一綴りの冊子から転じて草子と言うそうですが、なんだか草と言うあたりに雅がありますね。そして、子という漢字を使うあた