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現代にいきる徒然草

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雑多なものですが、タイトルがつかないので、卜部兼好法師の著作から拝借しました(無断で笑)。
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徒然草 其三〜菊と刀から始める常識論〜

ご無沙汰しております。1年8ヶ月くらいぶりの徒然草です。この1年半はなんとなく激動の?時間でしたね。其二が2018年の10月でしたから、それから、転職してオーストラリアに渡り、1年4ヶ月。森林火災の夏、コロナの秋を経て今に至ります。 皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 こういう雑多で、テーマのないものを書き尽くための徒然草です。 写真は日曜日トレッキング時に撮った木漏れ日です。自然が近くにあるのに親しんでこなかったなぁとここ5週間思い続けています。楽しいです。 特に書き

徒然草 其二〜ところとこころ〜

みなさん、おはこんばんにちは。 最高気温が20度を下回る日も出てくるようになり、季節が変わったことを感じさせます。 京都や長野のような盆地で紅葉を見てのんびりしたいと思います。 もちろん、そんな時間はないんですが…。休みが欲しいです。 皆さんはどんな秋をお過ごしですか? ところで、『釣りのハイパーセミオティクス』(中沢新一 著)という評論文を知っていますか? 現代文Bの教科書に載っているものをチラッと見ただけなのですが、 簡単にいうと、人と魚とが持つ生き物としての「コード」

徒然草 其一〜対義語のあるところ〜

蝉の声も少なくなり、ふと過ぎる風に晩夏を感じることも増えました。 普段の記事も徒然なるままなのですが、なんのタイトルも思いつかないので、徒然草です。兼好法師に申しわけがありませんが、名前を拝借いたします。枕草子であるとか、徒然草であるとか、無名草子や御伽草子であるとか、古来の随筆や散文作品には、「草子」の名が多くつけられているように思われます。冊子(さくし)という一綴りの冊子から転じて草子と言うそうですが、なんだか草と言うあたりに雅がありますね。そして、子という漢字を使うあた