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むつだの「チャイナマガジン」⑤

不定期配信・むつだの「チャイナマガジン」
〜中国の物価って高いよ〜 
2010年11月20日

先日「外資の大卒者初任給、初の3 千元超に= 上海」っていうニュースをみました。

ちなみに3000元とは、今円が高いので
日本円換算で39,000円程度。(1元=13円換算)

で、思うのですが、中国って、物価べらぼうに高いわ。絶対。

例えば、コーラ。日本で一缶120円ですね。
で中国は2.5元なので、日本円で約33円。
当然我々から見ると激安なのですが、結局収入に対してどれだけ支払うかですよ。

上海は3000元超でも、全国平均はまだ2273元程度。
その人たちにしたら、コーラ2.5元って、初任給の0.11%です。
日本の大卒初任給が、208,000円だから、120円のコーラは0.06%。
つまり日本初任給感覚でいくと、350ml缶が230円近くするイメージってわけですね。

コーラだけ見ると、「べらぼう」ってほどでないので、別の例で、むつだが大好きなビッグマックセットで比較してみました。
日本のビッグマックセットは590円。初任給割合で0.28%。
中国のビッグマックセットは23元。初任給割合で1.01%
日本の3.6倍なので、要は2,100円する感覚だと。
いやいや、日本なら結構いいところでランチいけるっしょ、それ。

驚愕なのは、むつだが今もっとも欲しい、PS3ですよ。
日本で29,800するPS3は、中国でもほぼ値段変わらず2,000元。
すなわち、日本感覚で183,000円!!なんじゃそりゃ。買えるかいっ!って話です。


でも、買うんですよ、みんなノープランで買いまくるんですよね〜
この前、会社のオペレーターの子に、
「むつださん、しょっぼい携帯使ってますね」とか言われちゃったわけですよ。
はん!そういうお前はどうなんじゃ!見せろやお前の携帯!ってんで問いただしたら、iphone4ですよ。いくらかって聞いたら5,000元ですって。
日本感覚で475,000円。もう意味がわかりません。


・・・で、ちょっと考えたんですよね。
対給料比で考えるのが、そもそもの間違いじゃないかと。

背景にあるのはずばり、「一人っ子政策」でしょう。その歴史は1979年にさかのぼる、食料や資源の需要を制限するための一時的な措置としてとられた人口抑制政策です。

それを境に、中国では基本一人っ子が一般的で
両親+両家の祖父祖母をふくめて、6つの財布を独り占めできるわけです。
シックスポケットとか言うらしいですが、とにかくすねかじりまくり。
親に加え両家のじいちゃんばあちゃんも巻き込みつつ、さらに自分の給料をすべて小遣いに回し、とにかく湯水のように金を使うわけですね。

その満たされまくった、過保護に育てられた始まりの世代のセグメントを中国では80年以後生まれた世代、80後(バーリンホウ)といいます。

企業たちが目くじら立てて、ターゲットを80後に設定しているのは、とにもかくにも、その先にいるじいちゃんばあちゃんも見越した戦略って感じなのでしょうかね。

さらにこの後は、今中学生〜大学生の一人っ子かつ不遇の時代を全く知らないスーパー新人類「90後(ジゥリンホウ)」が。
そんな甘やかされた人民で埋め尽くされ、これから、この国大丈夫なのかなぁ、と考えたりする今日この頃なのです。

というわけで、文字ばかりになってしまった今回のチャイナマガジン。
このままではあまりに味気ないので、最近行ってきた「朝レス」の写真を添付します。
「朝のレストラン」じゃありませんよ。韓国にミサイル打ち込んだあの国のレストランです。

喜び組が接客してくれるとのことで、悶々としながら臨んだわけですが、あまりにネタが少なすぎて、断念。もっと食事してるときに変な叫び声するとかばっと暗くなったかと思ったら、テーブルから一人いなくなってたとか、そんな粋な演出もあるのかと思ったのですが、淡々と食事をして帰ってきました。

まあ唯一、ネタになるかなと思ったベストショットがこれ。

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みよ、この距離感と温度差。

比較すると、以前のチャイナメイドがラテン系に見えます。

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