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人が喜ぶインテリアのプロを目指そう

私の大好きな野村克也監督の名言で

アマチュアは自分が喜ぶ。プロは人が喜ぶ。

人生に打ち勝つ野村のボヤキ 一流か二流かー手を見ればわかる

というのがあります。
自分が笑ったり気持ちよくなるために一生懸命やるのはアマチュア。プロは人に喜んでもらう、笑ってもらうために努力する。そういう意味だそうです。

この言葉はインテリアコーディネーターに刺さる言葉だなぁと思っています。
なぜならば、誤解を恐れずに言いますと、この業界には「自分(だけ)が喜んでいる仕事」をしている人が一定数存在するからです。

自分がやりたい仕事だから。
そんな思いでこの仕事を始めた人はこの業界ではたくさんいます。むしろ、そういう思いの人ばかりの業界です。

この仕事をやりたくてやっている、それは、プロ野球の世界も同じですよね。
しかし、いつまでも「自分がやりたいから。自分が楽しみたいから。」でお客様への責任を置き去りにしてしまう人はアマチュアでしか過ぎない、と野村監督は厳しい言葉を突きつけています。

新米インテリアコーディネーターがなかなかプロになれない理由

インテリアコーディネーターと話していると「まだ5年しか経験がない新米です」「3年目なのですが、なかなか一人前になれません・・」という、ある程度経験年数はあるのに、自分を新米または初心者扱いする人がとても多いことに気づきます。つまり、一人前と名乗るにはまだまだ自信がない。

これは、とても歯がゆく思っています。
ある意味、謙そんしているのかな・・とも思う(思いたい)のですが、一方で、プロとして甘いなあとも思います。
きつい言い方になってしまいますが、自分で自分を初心者扱いすることで、プロである覚悟から逃げているとも言えるからです。

あなたはどうですか?
プロのインテリアコーディネーターである自覚、プロになる覚悟はありますか?

「知らない」「やったことがない」はある程度解決できる

知らない、わからない、やったことがない。
インテリアの仕事には、そんなことはしょっちゅうあります。

知らないからできない。
おそわってないからできない。
やったことがないからやり方がわからない。

でもね、突破口は探せばいくらでもあります。
わからなかったらメーカーに片っ端から問い合わせる。
直接メーカーに出向いて工場やショップを見学させてもらう。
知らない言葉が出てきたら調べる。
わからないことは先輩のインテリアコーディネーターや現場監督や設計士に教えを乞う。

その上で「これはこう解決するのではないか?」という仮説をたてて、取り組むのです。
インテリアの仕事はその繰り返しです。
道なき道を切り開いて、自分で道を作るイメージです。
大丈夫、メーカーさんや職人さんたちなど、ヒントやアイデアを持っている人は沢山いますから、わからない・やったことないで思考停止せずに、ぜひがむしゃらに情報を取りに行きましょう。

報酬をいただいている以上、あなたはプロの一員である

それに、仕事として報酬を得ている以上、あなたが何年経験を積んでいようが、あなたが自信がなかろうが、目の前のお客様はあなたをプロとしてみてくださっています。あなたが新米だろうがベテランだろうが、お客様はプロとして期待してくださっているのを忘れないでいきましょう。
プロであれば、お客様の期待に応える責任がありますよね。

「アマチュアは自分が喜ぶ。プロは人が喜ぶ。」
まだまだプロになれてない・・と思う新米ICさんは「人が喜ぶ」という意味を考えながら仕事をしてみましょう。
あなたなら大丈夫。一緒に、道なき道を切り開いていきましょう。


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