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インテリアコーディネーターになることが大事なのではなく、インテリアコーディネーターになって何を提供できるかが大事

これからインテリアコーディネーター試験を受験しようと思っていらっしゃる方や、将来インテリアコーディネーターとして働きたいという方から「インテリアコーディネーターになることが目標です!」という連絡をたまにいただきます。

目標や夢を持って生きること。
その方の人生を切り開くための素晴らしい武器ですし、そんな思いを心から応援しています。

が、忘れてはならないことがあります。
それは、インテリアのプロとしてあなたは何をしていきたいのか、何を目指すのかが大事、いうことなんです。

インテリアのプロとしてどんな価値を提供できるのか

大抵の方は
インテリアが大好き!
すてきな空間にいたい!
と好きや憧れの気持ちで、インテリアの道を目指していると思います。

でも、仕事でお客様からお金をいただくということは、好きや憧れだけでは成立しません。
プロとして仕事をする以上、必ずあなたの目の前にお金を払ってくださるお客様がいるということです。
「お客様」という自分と価値観や生き方が違う存在に、あなたがどう関わっていくか、あなたがどんなことをしていくのかが大事です。

インテリアコーディネート自体は、別に専門の知識がなくても、コーディネートすることは十分できます。
正直な話、今は無料のコーディネート相談もありますし、自分でPCを使って室内パースを作れる時代。あなたにお金を払わずとも、お客さまは理想の住まいを自分で組み立てることができるのです。

そこに、わざわざお金を払ってコーディネートを依頼するということは「プロとして期待以上の価値」を期待しているということなんです。

あなたのプロとしての価値

プロである以上、あなたは、お客様の期待に答えられる「価値」を提供する必要があります。
価値とは、例えば、お客様が思いつかないようなコーディネート提案かもしれません。
お客様が知り得なかった内装の技術や知識かもしれません。
実際にコーディネートを通して得てきた経験値かもしれません。

お客様にプロとして価値を提供する時、そこには、あなたの「好き」や「憧れ」はもっとも重要ではないのです。
お客様が目の前に来た時、あなたのインテリアコーディネーターとしての価値は何があるのか。お客様にはあなたはどんなインテリアコーディネーターとして見えているのか。見えて欲しいのか。考えてみましょう。
シビアなことをいうと、自分の「好き」や「憧れ」のみを大事にしたい方は、仕事ではなくて趣味でもいいのかもしれません。

これからインテリアコーディネーターを目指そうという方は、あなたがお客様に提供できる価値とは、あなたが今後提供したい価値とは何かを考えていきましょう。


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