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【1分記事解説】出席率が改善された背景にあるものは何か?

こんにちは。edbe編集長のぺいです。
edbeでは、最新の海外教育トレンドや世界の教育事情をを中心に紹介しています。

今回は以下の記事を参考に出席率の向上について解説します。

出席率を5%改善した方法

出席率が低下している学校においては、教育リーダー(校長や教頭)が問題の特定と解決策の開発に取り組む必要があります。記事では、オクラホマ州のある学校区が実施した出席率改善プログラムについて紹介しています。この学校区は、出席率を向上させるために、以下のような施策を行いました。

1.出席率チームを作成する

教師、カウンセラー、保護者、学校管理者などから構成された出席率チームを作成し、出席率の問題点を共有して解決策を開発するようにしました。

2.データの活用

毎週、教師たちは生徒の出席率を追跡し、出席率が低い生徒の名前を出席率チームに報告するようにしました。出席率チームはこれらの生徒を特定し、個々に応じた支援策を考えました。

3.保護者とのコミュニケーション

学校は、出席率が低下している生徒の保護者とのコミュニケーションを積極的に行い、家庭での状況や問題点について理解を深めるようにしました。保護者には、学校が提供する出席率向上のための支援策についても説明しました。

4.ポジティブな強調

学校は、生徒たちに出席することの重要性を繰り返し強調するだけでなく、ポジティブなメッセージを送るように心がけました。生徒たちには、学校での出席や参加によって自分自身をよりよくすることができるというメッセージが伝えられました。

【まとめ】

教育リーダーによる出席率向上のためには、出席率チームを作成して問題を特定し、データを活用して個々に応じた支援策を考えることが重要です。また、保護者とのコミュニケーションやポジティブなメッセージの発信にも力を入れること。


【解説】
出席率の向上に悩む先生は多いのかなと思います。積極的不登校の児童や生徒も増えてきているので、一概には言えませんが、出席率は高い方がクラス内の雰囲気作りや行事等での成長機会提供がやりやすくなる事は間違いありません。

その中で、出席率を向上させるためには、
・面白い授業
・個別対応の徹底

これしかないのかなと思います。
では、面白い授業ってなに?ってところでいうと、楽しい授業と好奇心をくすぐる授業の合わせ技かなと思います。
まず、クラス内の雰囲気を明るく、グループワークを用いながら、発言することが苦しくない心理的安全性の高い授業を展開することが大切だと思います。

しかし、それだけでは、生徒の満足度は上がらなくて、やはり授業を通じて、どのくらい好奇心をくすぐることができるかが大切なのかなと思います。

そこで、今回は生徒の好奇心をくすぐる授業について、考えてみました。大事なのは以下を徹底することかなと。

・現実的な問題解決授業を行う
授業で取り上げるテーマや問題が、生徒たちが興味を持てる現実的なものであれば、自然と好奇心が刺激されます。授業で取り上げる問題は、生徒たちが身近に感じることや、社会的な課題などを取り上げると良いでしょう。

・実験やデモンストレーションを行う
実験やデモンストレーションは、理論だけでは分からないことを実際に見て学べるため、生徒たちの好奇心を刺激するのに有効です。特に、自分で手を動かすことができるような実験やデモンストレーションは、より興味を引くことができます。

・ディスカッションを活用する
授業の中で生徒たちとディスカッションを行うことで、彼らの好奇心を刺激することができます。ディスカッションは、自分の意見を言い合い、他者の意見を聞くことで、新しい発見や気づきが生まれることがあります。

・視覚的な教材を使用する
授業で視覚的な教材を使用することで、生徒たちの好奇心を刺激することができます。例えば、写真や映像を使って授業を進めることですね。

・学習目標を明確にする
授業で何を学ぶのか、何が目的なのかを明確にすることで、生徒たちが興味を持ちやすくなります。また、授業の中で目的に向かって進むことができるため、生徒たちの好奇心を刺激することができます。

以上、少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです!

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