孤独なお前は偉いぜ

孤独なそこのお前、お前は偉いぞ。孤独感に苛まれ日々がしんどくて辛くてたまらない人、まぁそこまでではなくても孤独感があるやつ。ちゃんと孤独な奴。偉い。それだけは俺から伝えておこう。

なーに、別に同情や慰めの気持ちで偉いって言ってるわけじゃない。そんなことするわけないだろ、俺が。ざまぁみろとしか言いようがねぇわ。孤独で耐えられないそんなやつ。
じゃあどういう意味かってのは、超簡単。孤独っていうのは、いや、孤独感のほうがいいかもな。本当に孤独かどうかってのはあんまり関係ないかも。孤独も定義が出来ないし、そこは重要じゃない。はい、じゃあ孤独感ということで。それで考えてくれ。
孤独感っていうのはまぁ誰にでも多少はあると思う。ないやつ？そんなやつ死刑だろ。カス過ぎる。今すぐあの一番キツそうな牛に引っ張られる死刑でファイナルアンサーだ。
そんなやつは置いといて話を進めるけど、孤独感ってのは要は愛に飢えてる状態。みんな誰かに愛されたい。結局は。どんなやつもそこに戻ってくる。お金を稼ぐのも服に気を遣うのも勉強するのも会話をするのも友達を作るのも。みんな愛に飢えてそこにたどり着く。たどり着くためにやってる。え？なに？だからそういうのがいらなくて一人で生きていけるやつもいるって？だからそんなやつ死刑だって。あの一番キツそうな蒸し焼きにするやつで死刑だろ。

だからな、要はみんな愛されるために頑張ってるんだよ。全部。そこのメガネ君、俺は違うって顔してるけど、オメーもだよバカ。
恥ずかしいことか？愛に飢えて何かを求めている状態ってなんも恥ずかしいことじゃないぜ？逆にな、一番やばいのを教えてやるよ。それは愛で満たされているやつさ。愛で満たされて満足しているやつ。ジジイババアでそれはまぁまだいい。でも若いやつで愛に満たされているやつ。毎日が楽しくて仕方ないやつ。何もかもうまく行ってるやつ（そんなやついないけど）。そいつらが一番ヤバい。そいつらは例えるなら幼虫のまま外に出たセミだ。幼虫のまま外に出たセミは飛ぶことなんて考えない。幼虫でカスみたいな土の時期を過ごさないやつなんてのは成虫なんて目指さずにそこで満足する。

うん、急にセミで例えられてもわかりにくいし、俺もセミは違うなって思った。今のたとえは忘れてくれ。

今、孤独感があるお前らは、苦しいだろ。何かが欲しくてたまらないだろ。人生がつまんないって思ってるだろ。
でもそれでいいんだよ。そこでもがくことが大事なんだ。そこで何かを手に入れようと必死になれ。もっと考えろ。そこでお前は初めて自分の中のモノだけでお前の愛を満たすことが出来るんだ。

逃げるな。中途半端な愛に逃げずに戦え。あがけ。その辺に転がってる愛なんて何も持ってないお前が手にできるほどの愛だぜ。そんなのに価値はない。
別に俺は孤独の奴の味方になりたいわけじゃない。さっきも言ったがそんやつ知らんし、ざまーみやがれとしか思えない。でも、その状態が、絶対にお前の財産になる。
もっと苦しめ。もっと何かを手に入れようとしろ。満たされたら、そこで人間は終わりだ。愛に飢えた貧困民だけが、きっと自分を探し出すことが出来る。創作に必要なのは怒りと飢え。今の状態を誇れよ。いや、あんまり誇るな。誇るのはなんか違う。その満たされ方はなんかこう、ね。まあいいけど。

明るい人生だか、幸せな生き方だか、世の中は結果だけを気にしてうるせぇけど、そんなの気にするな。ほんとに、俺だけ信じてればいいから。明るい人生？幸せな生き方？クソくらえ！！！！！！！！んなもん要らねぇわ！！！！！！！
もっと嫉妬しろ。もっと怒れ。ダメな自分に満足するな。抗え。
そしたら俺みたいに脱却できるかもね。つまんない人間を。