漫才を書いてみろ

最近、漫才を書いている。本気か本気じゃないかで言ったら本気で。いや、ちょっと待ってくれ、やっぱりあんまり本気じゃないってことにしてくれ。なんか、なんかさ、なんとなくそっちのほうがいい気がする。まだ、まだの話ね。
まぁ今のところは手の付けはじめ程度の気持ちで、でも本気で自分の面白いと思ったものを書こうと頑張っている。

こういうのってやっぱりやってみて初めてわかるもんだよな。テレビに出ているプロの漫才師は別として、アマも参加できるようなお笑いコンテストとか、まー大きいところで言うとM-1もそうなのか。一回戦二回戦なんかはアマのほうが多いもんな。YouTubeにも動画いっぱい上がってるし。

そういうものを見てると俺なんかは「絶対に俺の書いたネタのほうが面白い」とか「俺のほうが才能があるな」とかを恥ずかしげもなく思ってしまう。というか、俺だけじゃない、みんな思ってると思う。その辺のたいして才能のない(あんまりウケてない)アマの漫才を見て「あんたらには敵いまへんわ!!」って心から思ってる人なんていないと思う。「自分のほうが面白い」とは思っていなくても「自分もこの程度ならできるな」って絶対思ってる。
そうだろ!!!思ってるだろ!!!!!そこの自称お笑い好きの君!!!

大間違いです。

いや、正確に言うと下痢が三日三晩通った排水溝のような臭さです。そんな臭いがお前にはこびりついている。はやく清めてもらいなさい。
自分でネタを書いて大勢の人前で漫才をしてみてそしてある程度ウケた上でこういうことを言っている人は違います。その人は下痢排水溝ではない。ただのヤバいやつです。そこは言っておきます。

でもまだそんな経験もなく、人前でネタするわけでもなく、ただテレビや舞台でウォッチャーとしているだけでこういうことを言っている人は一度書いてみたらいい。
自分で書いてみると、「あぁ…意外と出来ないな」ってなると思う。
当たり前だけど、もう完成されているものの欠点を探すことと、一からそれを作り上げていくことでは全然難易度が違う。
これはもちろん漫才だけじゃないんだけどね。全てでそう。迷路を上から見て「こっちに行けばいいのに」って言ってるやつは実際に迷路に入り込んでいるやつの気持ちはわからない。

簡単に見えるけど、お前らには決してできない。(俺にはできる)
出来るならごめん、謝ります。それは君の才能がすごいから、はやくそっちの道に行くべき。


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