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あなたの好きな詩はどれ?/23冊目 文 土門 蘭 絵 寺田マユミ『100年後あなたもわたしもいない日に』 文鳥社

見てくださって、ありがとうございます。
えだまめです。

最初に

投稿が翌週になってしまいました。先週の木曜日は大学がほぼ無くて、曜日感覚がありませんでした。そして、昨日までインフルエンザにかかってしまって、ダウンしていました。

申し訳ありませんでした。

1週間遅れではありますが、楽しんでいただければと思います。

来週は2つ投稿しようと思います!

短歌のイメージ

初めて見た短歌は、国語の教科書にずらずらっと書かれていました。短歌のイメージはずっと、それでした。

さらっと、授業でやるだけ。音読するだけ。流れていってしまいます。

私は文字が好きで、文章が好きです。
だから、国語の教科書だけは配られたその日に全て読んでしまうタイプでした。

国語は好きだけど、授業はあまり好きではありませんでした。楽しい所が全て削ぎ落とされている気がしていました。音読に時間を割かれている気がして。

詩や短歌、俳句や川柳は、技法などは授業で教えてもらいますが、味わう時間はありません。私は1人でその良さを味わうために、授業でもう一度新たな発見をするために、先に教科書を読み込んでいました。

難しい言葉が紛れていたり、経験したことのない心情が描写されていたりして、何度も何度も繰り返して読んで、反芻して、少し時間をおいて、また読んで。分かったり。分からなかったり。

小学校中学年ぐらいから始めて中学生になって、やっと良さが分かりました。

自由なんだ。

何を詩に短歌に俳句や川柳にしてもいいんだ。
だからこそ、奥が深いんだ。

気付いてからは、短歌たちのイメージが変わりました。

切り取り

この本は私が初めて買った詩集です。家にはかの有名な高村光太郎の『道程』はありましたが、それ以外の詩集はありませんでした。(レモン哀歌、すごく好きです)

梅田にある蔦屋書店で見かけて、一目惚れでした。今これを逃したら後悔する!とても強く思いました。だって!

ケースと中の本です!

分かりますかね?ケースになっていて、上か下に引き抜くタイプです!

…あんまり見たことない!

中をパラパラ見てみると、くり抜かれていて、次のページでくり抜かれていた部分に詩が書かれているページなどがあって。

…めっちゃおもろい!!

すぐにお会計に持って行きました。

この本のテーマはトリミングのようです。

絵も短歌も、生活を切り取るものです。
どこを、どのように切り取るか。

そこにセンスが問われるのだと思います。

私の好きな短歌

ここで、私の好きな短歌を書いておこうと思います。

「友達の定義について 話す午後
 ゆっくり君が 友達になる」

意見が合ったのでしょうか。
それとも、「なるほどね」と聞いてくれる人同士だったのでしょうか。

寺田マユミさんの、カップとソーサーのイラストが載っています。一方はミルクを入れようとしているイラストで、もう一方は何かをかき混ぜたようなイラスト。

自分と君のカップとソーサーなのか。
ミルクを入れる前と入れた後の、同じカップとソーサーを描いているのか。

どうなんでしょう。
その、想像の余地がある所も素敵だと思います。

私は、この短歌の「ゆっくり」という所が好きです。
この2人を流れる時間はゆっくりで穏やかなものなのだろうなあと、そう思えます。

私も、そんな友達が欲しいです。
募集中です。

最後に

短歌や俳句、詩の本はもっと手に取っていきたいなと思っています。
おすすめの短歌や詩、俳句などがあれば、コメントで教えてください。お願いします。

どうでしたでしょうか。
少しでも、魅力が伝われば幸いです。

あなたにとって、この本がお気に入りの1冊に仲間入りしていただけるなら、こんなに嬉しいことはありません。

あなたのおすすめの本、次に紹介する本の予想、この記事の感想などありましたら、ぜひコメントをください。待っています!

見てくださって、ありがとうございました。
また、木曜日にお会いしましょう。
えだまめでした。


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