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施工事例(1)

古民家再生の事例をご紹介。

平成の終わり頃。道路拡幅による立退き案件として古民家再生のお仕事依頼を受けました。その建物の築年数はなんと驚きの築200年。容易には想像できない年数です。
広い15畳にもなる土間があって、その上部の梁はとても大きな松材で組んでありました。根元の大きな部分では1mにもなるものでした。今ではなかなか市場には出回らない非常に希少価値のある木材であることは明確でした。

もったいない・・・!立退き後の新築に是非使いたい!!との思いで実現に至って案件でした。
新築の間取りは玄関・客間・座敷の棟と、生活空間の棟を渡り廊下で繋いだ『H型』の構成で、渡り廊下の両側に中庭を作っています。キレイに洗って、研磨して、塗装を塗りなおして、組んだ向きを90°回転させて、組みなおす。
(大工さんも、組み直してみて、昔の技術の凄さがわかりましたと言ってありました。)
その他の古材も、座敷までの廊下に使用して雰囲気を出しています。

画像の通り、古材再生を見事に実現させ新しい和建築として立退き工事完了であります。

しゃ、写真が見切れてしまう・・・note初心者ゆえスイマセン


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