摂食障害を克服しても、家族に対する複雑な気持ちは残ることもある
私は、摂食障害は家族の問題だと思っています。
家族の中で一番優しく、弱い立場の人が摂食障害になることで、初めて「家族の居心地の悪さに向きあう」という場面に何度も立ち会ってきました。
そして、それはかつて摂食障害を10年経験した私にも言えることです。
私は16歳で摂食障害になって、自分の家族が「居心地の悪いものであった」という自覚をしました。
それまでは、自分は何不自由なく育ててもらい、親に感謝すらしなければならないと思って生きてきました。
でも、蓋を開けてみると、感情