【ecru beige】名前に込めた想い
なぜ私が ecru beige ”エクルベージュ” というワードを選んだのか、今回はそれを書かせてください。
前回記事はこちら。
私の想いが少しでも届くといいな。と願いながら記します。
1、色の名前であること
絶対にそうしたい!と思っていたわけではなく、ぼんやりと、
「色の名前をつけるのもいいな」って思っていました。
例えば数字の0と1の間には無限に数字があるように、
色も、実際は際限なく存在する。
その中でも埋もれることなく、自分を見失うことなく、「私はこの色だよ」と言えるような自分軸やアイデンティティを持っていられるといいな。と思います。それが、周囲の声に左右されない自分にとっての幸せを感じられる土台になると思うから。
自分軸を持つことができると、似たような色も、真逆の色も、尊重する心が育ちやすく、結果、お互いの美しさを活かし合うことができるとも思います。
そんな想いを「色の名前をつける」ことで表現できるんじゃないかなと考えていたんです。
自分自身と、自分に関わってくれる方々が、自分軸の幸せを大切にできますように♡
2、未加工で自然①
私が扱うツールは主に植物。自然界に存在するものや、天然成分を、そのままの形で使わせてもらうというもの。
なので、未加工で自然な色というイメージは、これから私の手のひらにしっくりと馴染んでくれる気がしたのです。
ハーブはドライになっていることもあるし、精油は植物の形をしていないけれど、植物の天然成分を十分に活用させてもらうための必要な工程として優しい目で見てほしい。笑
3、未加工で自然②
それに、未加工な状態であっても、ありのままで既に十分に美しく優しい色だと思うのです。
そのことも「あなたは、そのままでも十分に価値があり、美しい存在」とみんなを肯定する気持ちを表現してくれるような気がしています。
4、未加工で自然③
ありのままの美しさを存分に発揮してくれる存在でありながら、
もしも「こんな色になりたいな!」という理想を見つけたのなら、
その通りに変身することだってできます。
成長し続けたいと思うとき、今とは違う選択が必要になることがあるかもしれない。その時には、軽快に理想を目指すことができる。自分は変化できると信じることができる。
「自然で未加工」というキーワードは、そんな未来への無限の可能性と、その可能性を疑わない心強さも持ち合わせていると思うのです。
「未来への希望が、今日の羅針盤であって欲しい」という私の想いを、別角度から、でも的確に表現してくれていると感じています。
5、人を包んで温めてくれる存在
エクルベージュのイメージとして挙げられている「麻、絹、綿、羊毛」。
それらはきっと、これから繊維になり、布になり、衣類になって私たちを守り、温めてくれます。籠や鞄になって、便利さを与えてくれます。
その映像が頭の中に浮かび、私自身がそういう存在であれたら。と強く感じました。
なんというか、ピンときた!という感覚で、
この想いが浮かんでから心の真ん中に居座るまでは、ほんの一瞬の出来事でした。
本当の安心感は外の世界にあるわけではなく、自分の心の中にあって、それを発見できるかどうか、深く信じることができるかどうかだと思っています。
だけど、心が冷えているとなかなか見つからない。冷えている場合は、まずは包み込んで温めたいですね。
誰かがその最初のきっかけを求めるとき、私の手元にはいつでも温かい布を用意しておこうと思うのです。
以上が、私が屋号に込めた想いです。
ここに残した文面は、マイナーチェンジしたり若干ブラッシュアップしたりするかもしれませんが、根幹は変わりません。
植物のように、自分という存在と役割に対して曇りなく正直に在り、周囲の環境を信頼する。
健やかな心と体で自分軸を持ち、未来への期待や目標を持ち、のびのびと能力を発揮できること。そして望む方向へ成長を続けられること。
そんな人生を自身でクリエイトし味わう充実感。
そして何より、それら全ての土台に、健やかな心身があるということ。
そういったことを私自身の価値観として据え、ecru beigeという素晴らしいワードを掲げて、しっかりと仕事をしようと思っています。