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電気工事士2種傾向と対策

 ここでは、2021年度電気工事士2種試験合格までの振り返りと、傾向・対策の分析を行ってみたいと思います。

- スケジュール、費用
   - スケジュール

    私は平日勤務で毎日9時前後まで残業するブラック企業勤めであり、アフターに勉強する体力は残っていなかった。そのため、休日中心に1日3時間程度勉強を行なった。家だけじゃなく、カフェで勉強する等私なりの勉強スタイルで進めた。筆記試験の勉強期間としては試験半年前には参考書を購入したのだが、本格的に解き進めたのは2ヶ月前くらいだった。

   - 費用

    資格取得にかかった費用について話す。テキスト1冊買えばよい資格ではないことは了承願いたい。

   1. 受験手数料 9300円(たかっ‼︎笑)
   2. 免状交付申請 5300円+簡易書留(これから)
   3. 技能試験工具セット他 12118円(技能試験で絶対必要)
   4. 技能試験講習会 29000円(キツい笑)
   5. 参考書 850円(メルカリ)
   6. その他(試験会場までの交通費、勉強のためのカフェでのコーヒー等)

                          合計 56568円+α

    電気工事士を取得するにあたって以上のコストがかかった。私の場合必要な工事を全く持っていなかったので、買い揃える必要があった。また、普段の仕事で電気工事を行わないため、プロに教えてもらった方が良いと判断し、講習会を受講した事も負担が大きかった。

    これから工具セットや講習会でもらった電気部品をメルカリで売ろうと思っているが、私と同じ境遇の方に関しては、5万円近いコストがかかると思っておいた方がよい。

    なお、技能試験講習会は全都道府県で行われている訳ではないと思う。実際私が受講した講習会に県外からの受講者がいた。その方は更に負担だったろう。地方の人間にはツライ(^_^;)

- 売却

 これから合格までの体験をお話させていただくが、その前に合格後の参考書等売却額を先にお伝えしておく。

1. 参考書 300円
2. 技能試験工具セット他 10500円
3. 技能講習会テキスト 480円
4. 技能講習会試験練習用部品セット 2480円

                合計 13760円

 上記のように、多少の回収はできているが、出費が大きいことは言うまでもない。

- 筆記のポイント
 - 参考書


 私が購入したのは「7日でできる!第2種電気工事士筆記試験」である。正直下調べもせずにメルカリで買ったものであり、値段・状態のきれいさ、そして7日でできる!に惹かれて購入した。7日で終わらなかったのは言うまでもないが。

 参考書のセクション別の問題を解きながら参考書全体に目を通した後は、添付されている模擬試験を含めてほぼ全ての問題が解けるまで何周もした。ただし、全問が理解できていたかと言われればそうでは無く、一部の問題は解けなくても気にせず前に進めた。

 これはなぜかと言うと、合格ラインが6割だからである。一部の問題が解けなくても合格には関係ない。もちろん電気工事士の仕事をするとなると間違いは許されないが、あくまで6割以上を目指して、考え過ぎて時間を無駄にしないように進めた。

 参考書が終わると、ネットにある過去問を印刷して解く、間違った問題をやり直すを、試験日までひたすら繰り返し。試験までに4回分の過去問を印刷して説いた。

 - 丸暗記

 電気工事士は、計算問題もあるが、暗記問題も多い。そのため頭に叩き込まなくてはいけないものがいくつかある。例えばリングスリーブの選び方である。私の場合は、過去問を解きながら暗記項目を整理して「電ゴロ」というサイト等を活用して暗記を行った。

 - 技能試験との関連

 私は技能試験に必要な工具セットを筆記試験後に購入したが、この点については明らかに間違っていたと思っている。筆記試験で工具の鑑別問題も出てくるのだが、先に買って見ておけば楽に覚えられたと考える。

 また、筆記試験と技能試験の違いに関して、YouTube等で言われているのが、複線図の書き方の違いだが、特に区別せずに勉強してよいと考える。普通に複線図を作成した後で、技能試験の問題の指示に従って白線、黒線等を区別すればよい。

 あと、リングスリーブの選び方は技能試験でも出てくるので、しっかり勉強しておく必要があるだろう。

- 技能のポイント
 - 練習


 技能試験では複線図を作成して電気工作を行う事になる。この練習については、前述した通り、講習会にて2日間集中して特訓した。普段から時間を取れる訳でもなかったことから、短時間で習得するためのコストと割り切って29000円を払ったのだが、結果的には良かったと思っている。

 - 時短

 技能試験は制限時間が設定されており、時間内に完成させることが求められる。YouTubeでも時短テクニックに関する動画がいくつも上がっており、スムーズに作業を進めることが求められているが、これはあくまで練習しながら身につけるものであると思う。練習して、取り入れられると思ったものについては積極的に取り入れると良いだろう。

 私がお勧めしたいのは、作業中になるべく1つの工具で行うことである。HOZAN製のVVFストリッパーは多くの作業をこれ1つで行うことができるので、是非購入することをおすすめする。

 - 試験当日

 試験当日に注意することとしては、簡単な作業から行うこと、合格クリップを使うことである。

 まず、私は特に緊張するので、試験序盤でテンパったらそこで試合終了となる。そうならないためにも、簡単な作業を先に終わらせるようにした。複線図作成の段階でも、配線の色の使い分けまでしっかり先に考えておき、紙に書き込んだ。

 更に合格クリップも意外と大事だと思った。試験当日、結線する際に緊張して、手が震えていた‼︎(恥ずかしっ)そこで、練習の際にもあまり使っていなかった合格クリップを初めて試験で使ってみたら、スムーズにリングスリープ、差込ソケットの取付作業を終わらせることができた。意外と使用する機会があるかもしれない。

- 最後に

 最後に電気工事士取得を志した動機や今後の展望について聞いてほしい。電気工事士を取得しようと考えたキッカケは、これまでの業務の中で知識不足を痛感する場面が多々あったからである。更に、私は太陽光関連の事業に興味があり、太陽光ビジネスを更に飛躍させることが出来ないかと情報収集を行なっている。今後のために必要な予備知識を身につける意味でも挑戦する事にした。

 結果として、合格することができたのだが、今の仕事における担当業務では特段すぐに活かせる資格でもないため、すぐに勉強したことを忘れてしまうかもしれない。ただ、今後も勉強を続けて、情報収集を続けることで、何か手がかりを探したいと考えている。

 私と同じように太陽光に関心がある方は、ぜひお話をしてみたいので、メッセージをお願いします。また、電気工事士に関するサポート等も遠慮なく頂ければ対応させて頂きます。その他、叱咤激励のコメントでも構いません。よろしくお願いします。

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