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Podcast 越境する感性#07

時代おくれの「生命」観を越えて(前編):
ゲストは シャボットあかね さん


【越境する感性】第7回は、オランダ在住の伝説的通訳者(日英・日蘭)、コーディネーター、著述家として活躍される シャボットあかね さんをお迎えします。安楽死が合法化されたオランダで、「よき生」と、「よき死」について探求しつづけるシャボットさん。いま日本に伝えたいオランダの智慧とは何でしょうか。

●オランダのフューチャーセンター視察での出会い
●なぜ安楽死の問題に関心をもつようになったのか
●著書『安楽死を選ぶ―オランダ・「よき死」の探検家たち』(1995年出版)について
いったい「生命」とは何か?
●「ひと昔前ならとっくに死んでいる人たちが死ねないでいる」という言葉に心が動いた
●「健康」の定義を問い直す
オランダ発ポジティブヘルスとは?
●安楽死とポジティブヘルスは対極ではない、むしろ似ている
●どのような状態であっても「自分は健康だ」と言える力
●本人の目的に向かって健康づくりをする
●生きることも死ぬことも、周囲の人たちとの対話が大切
●安楽死のプロセスの99.9%は家族や医師との話し合い(安楽死トーク)
●日本で「あいのこ」と呼ばれた子ども時代、そしてアメリカに行き解放感にひたる
●安上がりな新自由主義に流されないために
●上からの改革ではなく、草の根からできるところからやっていく


ゲスト:シャボットあかね さん
1947年東京生まれ。父はアメリカ人、母は日本人。国籍はアメリカとオランダ。ワシントン大学およびピュージェットサウンンド大学で修士号取得後、東京教育大学大学院で日本文学研究。1974年からオランダ在住。現在通訳、コーディネート、執筆業。日本語著書に『安楽死を選ぶ―オランダ・「よき死」の探検家たち』(日本評論社、2014)、『自ら死を選ぶ権利―オランダ安楽死のすべて』(徳間書店、1995)、『オランダ暮らし十二カ月』(平凡社、1995)、『オランダからの手紙-私がオランダ人になったわけ』(泰流社、1995)など。近著『オランダ発ポジティヴヘルス:地域包括ケアの未来を拓く』(日本評論社、2018)は、新しい健康のコンセプトのもとに展開するオランダ社会の動きを紹介。

ホスト:紺野 登
多摩大学大学院(経営情報学研究科)教授。エコシスラボ代表、慶應義塾大学大学院SDM研究科特別招聘教授、博士(学術)。一般社団法人Japan Innovation Network(JIN) Chairperson、一般社団法人Future Center Alliance Japan(FCAJ)代表理事。デザイン経営、知識創造経営、目的工学、イノベーション経営などのコンセプトを広める。著書に『構想力の方法論』(日経BP、18年)、『イノベーターになる』(日本経済新聞出版社、18年)、『イノベーション全書』(東洋経済新報社)他、野中郁次郎氏との共著に『知識創造経営のプリンシプル』(東洋経済新報社、12年) など多数。

※2020年10月26日収録
※収録にはビデオ会議サービス「ZOOM」を使用しています




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