まちから伸びる人とものごとのライン
かつて仕事でまちづくりみたいなのに関わっていたことがある。
まちをつくったかどうかはさておき、居住地以外の場所で何か新しいことをする、というのは活性化とかなんとかよりも、まずはまちに馴染むのが重要。そして、時間がかかる。
「差別のない社会をつくるインクルーシブ教育」の編著者の一人、喜多一馬さんに初めてお会いして、お話を伺った時に「これは、なんだか面白そうに動いておられる方だ」というのが第一印象だった。
お話から、喜多さんの働いておられるプラストがされている長田のまちでの展開を見てみたい、と前々より思っていたところ。
いくつかのタイミングが合って、先日お仲間を誘い喜多さんにご案内いただくプラストツアーをしていただいた。
(ちなみに、トップの写真はnoteでお借りしたもの)
実は、長田のまちを歩いたのは喜多さんの話を聞いて
「チョコレート、美味しそう。食べてみたい。古着屋さんも面白そう」という不純な動機から。
プラストでは「カンブリア宮殿」でも紹介されていた、久遠チョレート事業もされていて、最近では阪急百貨店のバレンタインデー催事にも出店。
こちらも今回お話を伺うと、満を持しての出店。
大変ではあったけど、スタッフさんにとって良い影響もあったそう。
隣にチャリティーで運営する古着屋「クロスクローゼット」と訪問看護ステーション、商店街の通りに保育園「ジャングル・ラボ」、予防リハビリの「リハビリモンスター」、福祉用具貸与・販売の「フィジオデザイン」とご案内いただいた。
まちのなかで馴染むプロセスは以前、共生学会のなかでも伺っていたのだけれど、実際に歩きながらお話を伺うことで、より地理関係とそこを往来する人、活動についてが見えやすい。
喜多さんの話の中で、実際に働く方のことやエピソードもお話いただき、今回は顔を合わす機会が無かった方にもエピソードや関わるものを通してその人のことをほんの少し知って。親近感を持つこともあった。
日常の線上に長田のまちで日々色々なことをやっている話も、自分の暮らしも一緒に乗っているような感覚、と言えば良いのか。
最後は神戸フォントのステッカーをガチャガチャで。
現在第1弾として6種類ある。
このひとつひとつのエピソードも聴かせていただいて、わいわい言いながら300円を入れて、落ちてくるカプセルを開けて盛り上がった。
あちこちを横断しながら繋いでいるお話も興味深く。
一緒に行った方とは「こういう活動がもっと広く知られる機会が作れたら」と盛り上がった。
話しを聴くだけ、でも興味深かったけど。
行ってみると、親近感も湧くし、わたしはまた行きたい。
この日買ったチョコレートが無くなったら、買いに行くかも。
あちらこちらで、この日聞いた話を知ったかぶって話すかもしれない。
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