ポジティブ心理学とアメリカ大統領選

まず、二つの記事を紹介します。

CPDは翌30日、「より秩序だった議論が行われるようにするため」に「追加の仕組み」を加える必要があると発表した。

 だが、トランプ氏はそうはならないと指摘。「前回(の討論会で)楽勝したのに、私が第2回と第3回の討論会でのルール変更を討論会委員会に許すわけがないだろう」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 第1回討論会の勝敗をめぐってトランプ氏は、世論調査の結果だと主張して繰り返し自身の勝利を宣言している。ただ、トランプ氏が根拠とする世論調査の存在は確認できておらず、複数の米メディアが行った調査ではバイデン氏が優勢との結果が出ている。

出典:https://www.afpbb.com/articles/-/3307781


また、AP通信は「最も醜い討論だった」と報じるなど、アメリカの主要メディアは批判的に伝えたほか、討論会を主催した団体は一夜明けた30日、声明を発表し、秩序のある議論ができるよう討論会の進め方を検討し、近く新たな措置を表明するとしています。

一方、トランプ大統領は30日、記者団に対し「すばらしい討論会だったがバイデン氏は法と秩序について話すのを拒んだ。左派の支持を失うからだ」などと述べて、改めてバイデン氏を批判しました。

これに対してバイデン氏は、討論会が行われたオハイオ州で演説し「彼は私たちのことを無視しているだけではなく、見下している」と述べ、討論会を通じて新型コロナウイルスへの対応などトランプ大統領の問題がさらに鮮明になったと主張しました。

出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201001/k10012642741000.html


トランプ大統領のコメント、発言を見てみましょう。

・第1回討論会の勝敗をめぐってトランプ氏は、世論調査の結果だと主張して繰り返し自身の勝利を宣言している。

→世論調査とは何のことだかわかりませんが、勝利宣言というポジティブな見せ方をしています。世論調査というのはもともと怪しい調査なので、家族だけの世論調査なのかもしれませんし、嘘とは言い切れないかもしれません。

・「すばらしい討論会だったがバイデン氏は法と秩序について話すのを拒んだ。左派の支持を失うからだ」

→「すばらしい討論会だった」という表現も、ポジティブです。どんな点で素晴らしいのか到底不明ですが、すばらしい白熱した?議論だったと言いたかったのかもしれません。


これに対してバイデン氏は、討論会が行われたオハイオ州で演説し「彼は私たちのことを無視しているだけではなく、見下している」と述べています。

→怒りの表現ではありますが、見下されたと表現しています。これは、どちらに作用するか不明です。


私があまりバイデン氏の発言を把握できていないので、どこかで(自分たちにとって)ポジティブな表現をしているかもしれませんが、上記の発言を比べると、ポジティブなのはトランプ大統領です。


このことだけを考えると、ポジティブ心理学的に、トランプ大統領が有利だと思います。






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