見出し画像

【初級】DAOをゴリラでもわかるように解説します。

こんにちは、Daishoです。

今回は、DAOをゴリラでもわかるように解説します。

この記事を読んで解決できること

  • web3と今までのインターネットとの違いがわかる

  • DAOとは何か?がわかる

  • 中央集権型組織との違いがわかる

  • DAOの基本の仕組みがわかる

  • DAOのメリット、デメリットがわかる

DAOについて全く知らない方はこちらから読むと理解しやすくなります↓


web3は今までのインターネットと何が違うの?

まず、DAOを理解するために、web3と今までのインターネットとの違いについて説明します。

Web1.0(静的ウェブ)

  • 主に「読むだけ」

  • 情報を一方向に提供する

  • ユーザーは基本的に見るだけで、コメントや投稿はできない

    例:個人のホームページ、ニュースサイト

Web1.0のイメージ

Web2.0(ソーシャルウェブ)

  • 「読む+書く」

  • ユーザーがコンテンツを作成し、共有できる

  • 交流やコミュニケーションが盛んに行われる

    例:Facebook、YouTube、Twitter

web2.0のイメージ

Web3(分散型ウェブ)

  • 「読む+書く+所有する」

  • ブロックチェーン技術を使用し、ユーザーがデータやコンテンツの所有権を持つ

  • より分散型で、中央管理者がいない

例:Ethereum、IPFS など

Web3.0のイメージ

但しWeb3は非常に意味があいまいな言葉です。
より詳しく知りたい方はこちらが参考になります↓

DAO(分散型自律組織)とは?

DAO(ダオ)とは、「分散型自律組織」の略で、特定の管理者がいなくてもルールに従って自動的に運営される組織のことです。

DAOのざっくりした全体のイメージ

これらを理解するために、いくつかのポイントを見てみましょう。

1. 中央集権型組織との違い

普通の会社や団体は、社長や役員といった「偉い人」が指示を出して運営されます。例えば、学校のクラスで言えば、先生がクラスのルールを決めて、生徒がそのルールに従います。

中央集権型組織

一方、DAOは「偉い人」がいません。代わりに、みんなが参加して決めたルールに従って動きます。このルールはブロックチェーンという技術を使って管理されます。

DAO (自立分散型組織)

2. ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンは、デジタルな記録を安全に保存するための技術です。情報がたくさんの「ブロック」に分かれていて、そのブロックが「チェーン」のようにつながっています。

例えば、あるブロックの情報を変える場合、それより後の情報全てを変える必要があります。

この仕組みで、データが改ざんされにくくなり、みんなが同じ情報を共有することができます。これによって、銀行や会社などを通さずに、お金や情報を直接やり取りすることができるのです。

ブロックチェーンのイメージ

3. スマートコントラクトとは?

スマートコントラクトは、コンピュータープログラムで作られた自動の契約です。約束や条件があらかじめ決められていて、その条件が満たされると自動的に実行されます。

スマートコントラクトのイメージ

例えば、自動販売機でジュースを買う時に、スマートコントラクトを使えば、必要なお金を払った瞬間にジュースが自動的に買うことができます。これにより、人間が介入せずに信頼性のある取引ができます。

自動販売機(スマートコントラクト)の例

4. ガバナンストークンとは?

ガバナンストークンは、あるプロジェクトや組織の運営に参加するためのデジタルな「投票券」です。このトークンを持っている人は、プロジェクトのルールや将来の方向性についての決定に投票できます。

例えば、ゲームのルールを決めたり、新しい機能を追加するかどうかを決めるときに使われます。これにより、みんなが平等に意見を言える仕組みが作られています。

ガバナンストークンのイメージ

5. メリットとデメリット

DAOのメリット

  1. みんなで決められる: 参加者全員が意見を出して投票できるので、民主的に運営できます。

  2. 透明性がある: すべての取引や決定がブロックチェーンに記録されるので、誰でも内容を確認できます。

  3. 信頼がいらない: 中央の管理者がいなくても、ルールに従って自動的に動くので、知らない人とも安心して取引できます。

DAOのデメリット:

  1. 決定が遅いことがある: みんなで投票するため、意見がまとまるまで時間がかかることがあります。

  2. 技術の知識が必要: ブロックチェーンやスマートコントラクトの知識がないと、参加や運営が難しいことがあります。

  3. 責任の所在が不明確: 誰が最終的に責任を取るのかがはっきりしない場合があります。

まとめ

DAOは、みんなで決めたルールに従って自律的に動く新しいタイプの組織です。中央集権型の組織とは違い、管理者がいなくても公平で透明な運営が可能です。また、スマートコントラクトという技術を使うことで、ルールに従った自動的な運営が実現できます。しかし、その反面、技術の理解が必要だったり、決定が遅いといったデメリットもあります。

このような仕組みを理解することで、将来の新しい働き方や組織の在り方について考えるきっかけになるかもしれません。

DAOをもっと詳しく知りたい方はこちら↓

参考文献

  • デジタルガレージ Web1.0、Web2.0、web3とは?
    https://youtu.be/j6itpPmvPOE?si=izXatilWSjJ-iW65

  • Coincheck WEB3.0(Web3)とは?DAOとの関係やメリット・デメリットを解説
    https://coincheck.com/ja/article/495

  • Ethereum公式 スマートコントラクト入門
    https://ethereum.org/ja/smart-contracts/

  • Ethereum公式 Web3入門
    https://ethereum.org/ja/web3/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?