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「犬と生きる」を、問い続ける

コロナ自粛の影響でしょうか、ワンちゃんと同居する方が増えたように感じます。共に暮らすことでたくさんの癒しをいただいてる方も多いでしょうね。そんな方に質問です。

「あなた自身の不慮の事故や病気、他界などで、愛するワンちゃんと暮らせなくなった時のワンちゃんの将来を考えたことはありますか?」

考えるだけで辛くなりますが、いつかは必ずサヨナラは訪れます。そこから逃げず、考えておくことが大切なワンちゃんへの愛情だと思うのです。

そこで、まずは、最近知ったこちらの取り組みをご紹介します。

「&HAUS(アンド・ハウス)」とは

動物保護領域での最新研究分野のひとつである「シェルターメディスン」の考え方に基づいた施設。この施設は、文部科学省の廃校施設の有効活用プロジェクトの一環として、茨城県笠間市の廃校を改装したものです。万が一、飼育する犬と暮らせなくなった場合に、自然あふれる場所で、愛犬たちに快適な生活環境を提供するというもの。 
「シェルターメディスン」(Shelter Medicine)とは
直訳すると「群管理の獣医療」。様々なシェルター(保護施設)から集めた膨大なデータを分析し、獣医学的観点から動物保護のあり方を見直すという考え方を基本とする。科学的根拠に基づいて基準値に沿った管理方法を実現する。

飼い主の不慮の事故や怪我、病気などが理由で飼い続けることが困難になった時、引き取ってくれる家族や友人がいたらいいのですが…最悪の場合は殺処分されることも。そんな不幸を無くすための施設「&HAUS」も利用するできる「人と犬の共生を目指したサービス」【&D】の記者発表会が行われ、司会を担当させていただきました。

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計20社の報道各社、大勢の方にお集まりいただいたので、常時換気はもちろん、ドアを開放して、全員マクス着用での記者発表となりました。(撮影時のみマスクを外しました)

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【&D】とは

「犬と生きる」を、問い続ける」をコンセプトに犬の保険や24時間獣医師相談、飼い主を失った時の「引き取り飼養」などを組み合わせたサービスを定額で提供。犬を取り巻く社会課題解決のためのサブスク事業。

【&D】名前の由来

「&」の前には「I 」「you」「社会」などの犬を取り巻く存在が入り、犬との「つながり」を意味しています。

パートナー、プレパートナーについて

加入者は「共感者」という思いを込めて「パートナー」「プレパートナー」と呼ばれます。

サービス

24時間対応の獣医師相談が受けることができる基本プランのほか、コース(月額1650~1万300円)によって様々。例えば…

「MANABU 犬との暮らし方教室」
「しつけ」という犬を従わせるものではなく、人と犬がストレスなく生活できるように「お互いのことを学ぶための動画コンテンツ」
「KIMITO 犬の保険」
愛犬がケガや病気になったとき、適切な医療を受けさせることができる保険
「MOSIMO 犬のみらい保障」
飼い主自身にもしものことがあり、共に暮らすことができなくなったとき、安心して愛犬を預け「生涯を約束する」保障
「&HAUS」
飼い主が亡くなったり、長期入院、施設への入居などで愛犬を手放さなくてはならなくなった時、茨城県笠間市の廃校を改装した犬の施設に設けられた家のリビングに近い環境でケアしたり、飼い主への譲渡もできるようにする施設。カフェなども併設し、地域交流の場としても活用される。今年秋に着工し、来年から受け入れる予定。

社会貢献について

利益の一部をシェルターメディスンや動物福祉の普及、NPOなどの関連団体に寄付することができる(200円〜)

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【メニコンRadio(約13分)
田中社長が語る " 新規事業 &D "について】

私が感じる「メニコン」という企業

この取り組みを行なっているのは、コンタクトレンズメーカー株式会社メニコンさんです。

私はメニコンさんとは約15年ほど番組などでお世話になり、今も公式ポッドキャスト番組で制作に携わらせていただいていて、田中社長を始め、たくさんの社員の方とお話しする機会があります。

「なので」と言ってはなんですが、この【&D】という取り組みは「メニコンさんらしいな」と感動しました。

実は、メニコンの方々は「人のために」「地球環境のために」「地域のために」【メニコンが出来ることは何か】という言葉を普段からよくおっしゃっています。本当に。

とはいえ「ただのボランティア」ではなく、企業としての利益を損なわず、顧客と社員の満足を第一に、それでいて地域や社会貢献になる持続可能な取り組みを常に考え、行っていらっしゃるのです。

あの…これ、付き合いが長いからよく言っているのではないですからね。本当にそういう企業さんなんです。

【&D】事業の担当者

そんな社風をいつも間近で拝見しているので、今回の【&D】構想を担当者である&D事業開発責任者の津志さんとブランドマネージャーの如見さんから伺った時、「さすが!」と思うと同時に感動して涙してしまいました。本当に。

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(右)事業開発責任者の津志さん
(左)ブランドマネージャーの如見さん

元々メニコンさんは、犬用の眼内レンズ、犬猫用コンタクトレンズなどの製造・販売を手掛け、人の目となって働いてくれる「盲導犬の目を守る」取り組みも長年行なっていらっしゃいます。https://www.meni-one.com

そしてメニコンさんといえば、日本のサブスクリプションの先駆け。定額でコンタクトを提供することで、常に安全で清潔なコンタクトを使い続けることが出来る定額制「メルスプラン」が今年20年の節目を迎えます。

その「サブスク」と「動物医療」という、メニコンさんがこれまで培った二つの「知見」を活かして、定額制で「飼い主と犬のしあわせ」をサポートするビジネスモデルが【&D】なのです。

毎月定額を支払うことで愛犬たちを守ることにつながるだけではなく、常に「犬との暮らし」について考えることになります。この「考える」ことがとても大切だと思うのです。

I &D(私と愛犬)について

私も今回の記者発表で関わらせていただいたことで、愛犬とのことを振り返るきっかけになりました。

私はかつて犬と暮らしていました。「サクラ」というパピヨンです。ペットショップで彼女を見かけた時、元気に動き回る子犬たちのゲージの隅っこで震えていました。「あの子はまだ飼い手はいませんか?」と聞くと「気弱で体が小さいので長生きできるかどうか…他にもおすすめの子がいますよ」と言われたことがサクラとの生活の始まりでした。

番組から疲れて帰るといつもドアの前で待っていてくれて、ソファーでくつろいでいるとオモチャを持ってきては「遊んで」と尻尾を振り、散歩に出かけるとわかると嬉しすぎて部屋を駆け回って。寝ているとゲージの中から甘えた声を出し。寒い日には一緒にベッドの中で寝ました。緊張感のある生放送生活で彼女の存在はとても大きなものでした。

しかし、そんな生活も長くは続かず、仕事で家にいる時間が少なくなり、犬を飼えるマンションも少なかった当時、実家に預けることにしました。そして予想もしていなかった「ペットロス」。サクラのいない部屋はとても寂しく、毎日泣いていました。

そして2年前の2019年、ラジオ番組卒業と同時に息を引き取りました。まるで私の生放送生活を支えてくれていたかのようでした。18年。最後は目も見えず、耳も聞こえていませんでした。

最期は母が看取ってくれましたが、私は最期まで一緒に暮らすことができませんでした。今だに罪悪感というか、申し訳ない気持ちがあります。そして子供の頃に飼った「コロ」のことも。

私の「犬と生きる」とはなんだろう?

私の犬への想いとメニコンさんとの関係とを掛け合わせて、私にできることで【&D】の取り組みを伝えていきたいと思います。

あなたも一緒に考えませんか?

&Dコンセプトムービー

私は記者発表会の冒頭で流れたこの動画で不覚にも言葉が詰まってしまいました。ちなみにこのワンちゃんは「ハイジ」といいます。ハイジの名演技をどうぞ。

愛犬との豊かな生活を支えるサービスを通じて、社会課題の解決に寄与する新サービス「&D(アンド・ディー)」2021年4月16日(金)スタート

メニコン公式ポッドキャスト番組「Menicon Radio」でも動物医療事業についてお話しされています(第10回 メニコンの動物医療事業)


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