7月に読んだ本
・をんごく 北沢陶 (角川)
主人公・壮一郎の亡き妻・倭子が強大な力を持った霊としてこの世を彷徨っており、巫女と霊を喰って成仏させるエリマキと協力してその霊を祓う話。読む前のイメージと違い、少年漫画のような設定でがっかりした。終始漫画を活字で読んでるような気分だった。ストーリー自体は面白かった。
・城崎にて四篇 森見登美彦 円居挽 あをにまる 草香去来 (書肆imasu)
文学フリマで発売していたのをネットで見て「欲しい~」と思っていたら書店で普通に発売されていたので買った。150ページほどで2000円以上したので高かったが、どれも面白く満足だ。最高!
・俺ではない炎上 浅倉秋成 (双葉文庫)
身に覚えのない殺人の罪を着せられ、SNSで個人情報をされた山縣泰介が真犯人が見つかるまで逃亡し続ける話。ドキドキハラハラする逃亡劇なうえ、「自分は悪くない」と責任を逃れることに主眼が置かれていたのが面白かった。頭がこんがらがるようなトリックも面白かった。
・地獄変・偸盗 芥川龍之介 (新潮文庫)
昔の小説はあまり読まないが、めちゃんこ面白かった。特に地獄変は絵に取り憑かれた男と娘の話で衝撃だった。藪の中は森見登美彦がリメイクしていたので知っていたが原作は初めて。とっても面白い!
・雪国 川端康成 (新潮文庫)
言葉選びが美しく、情景がありありと思い浮かべられた。内容自体はなんだかドロドロした男女の関係だった。なんだか時系列がよくわからなくなる時もあったが面白かったと思う
・四畳半神話大系 森見登美彦 (角川文庫)
もう何回読んだかわからない。10回以上は読んでいる。しかし、主人公と同じ年齢になったしよくよく読んでみればおんなじような大学生活を送っていて、初めて読んだ時とは別種の面白さがあった。私も「私」のように恋を成就させたい。
・これが生活なのかしらん 小原晩 (大和書房)
読むのは2回目。めっちゃ面白い。恋人の話は読んでて幸せな気持ちになるし、シェアハウスの話も楽しそうで面白かった。
テストやらインターンシップの準備やらが始まって満足に読書できませんでした!無念!今月読んだ中では「城崎にて四篇」がかなり面白かったです!2000円以上しますがぜひ読んでみてください!
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