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JICAからエコロギーへ!期間限定社員の 田中さんへのインタビュー

こんにちは!
インターン生のせんなとあやのです!
今回はJICAから出向し、エコロギーで働く田中さんのインタビュー記事です
JICA時代の業務から現在のエコロギーでの業務まで、仕事に対する熱意についてたくさんお伺いしました!


田中さんプロフィール

田中祐太郎
1988年生まれ。兵庫県三田市出身。広島大学総合科学部、京都大学大学院地球環境学舎卒業。専門は環境学。マレーシア、カメルーンをフィールドに、熱帯雨林の持続的な利活用にかかる研究に取り組む。2013年、JICAへ入構。インフラ案件の環境・社会配慮審査、イラン・カメルーン等での自然環境保全プロジェクトを形成し、2017-2020年にブラジル事務所駐在、アマゾン熱帯雨林の保全事業の形成、インフラ案件監理、海外投融資事業等に従事。2021年2月から出向としてエコロギーへ参画。

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―エコロギーに参画したきっかけを教えてください!
昔から環境問題に関心があり、大学院では熱帯雨林について研究していました。JICAでも環境分野に多く携わり、去年まではブラジルに駐在、アマゾン保全関係のプロジェクト形成やインフラ案件、投融資事業等に関わっていました。
エコロギーとの出会いは、カンボジア駐在中の妻と同居するため、私がカンボジアへ移住したことがきっかけでした。カンボジア滞在中はJICAを休職することを決め、ただ休職するだけでは物足りないと感じ、社会課題解決に取り組むベンチャーで仕事をしたいと思い色々探していました。
そこで知り合ったのがエコロギーです。元々環境分野の研究もしていたため、エコロギーのビジョンに共感したので、参画しました。

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高度50mからのアマゾン熱帯雨林の眺め


―仕事をする上で大切にしていることを教えてください!
ワクワク感を大切にしています。やっていて楽しいなっていう気持ちを知るためには、日々の仕事をする中、自分の心の振れ幅を敏感に感じとって、自分と向かい合う、そういった時間は大事にすべきと思っています。

また、JICAの新人時代に上司から、「後工程はお客様」という言葉を学びました。社内・外を問わず、自分の仕事の後工程は誰であってもお客様だということで、どんな仕事でも自分の付加価値を付けて、次の人がより働きやすかったり、創造につながるように意識することを教わりました。その言葉は今でも心に残っています。

加えて、海外の人と働く機会が多かったので、多様性を認めることや、相手のバックグラウンドを尊重することは重要だと思います。相手との対話や実際に目で見るなど、自分の足で得た情報を大事にし、こちら側の価値観を押し付け過ぎないよう意識しています。


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―JICAでは具体的にどのような業務をされていましたか?
環境分野を中心にキャリアを積んでいます。環境影響評価の審査業務や、自然環境保全関係のプロジェクト形成等。直近のブラジル事務所では「アマゾン熱帯雨林をいかに守り、持続的に使い続けられるか」をテーマに取り組んでいました。結果として、JAXAの衛星、産業総合研究所のAI技術を活用した、アマゾン違法伐採の監視システムの構築、環境負荷を低減するようなスマート農業の促進、といった技術協力の形成などを進めました。


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衛星画像が示すブラジル中西部のアマゾン熱帯雨林の開発状況(左:1984年、右2020年)
Google Earth Engine


―JICAの業務からエコロギーで繋がっているなと思うところはありますか?
世界的に見ると、従来型の畜産や養殖など、自然資源の利活用方法が持続可能ではない、という問題意識はJICA時代から抱いており、特に畜産や飼料作物の生産が盛んなブラジルではその問題の背景や実態を実際に見てきたので、世界の食料問題に対してリアリティを持つことができました。エコロギーも食用コオロギを通した持続可能な資源循環の構築に取り組んでおり、私が体感し、解決したいと考える課題とマッチしていると思います。


―エコロギーのメンバーと関わって感じたことを教えてください!
熱くて熱心なメンバーが多いなあと思います。社会課題の解決とビジネスの両立を志すメンバーが集まっているので、そんな志を持っているメンバーと仕事ができるのが僕は嬉しいです。


―エコロギー組織全体としてやり遂げたいことを教えてください!
私は海外マーケティング担当ですが、人向けフードとして、具体的な実績を積み上げることが第1優先と考えており、海外マーケティングに限らず、課題解決を進めていきたいです。
また、国際協力に携わっていた経験も活かし、事業の社会的インパクトの可視化・発信も進めていきたいです。加えて、僕は今カンボジアにいるので、生産プロセスの改善など、現地ならではの仕事も頑張りたいです。

ソーシャルビジネスは語るのは簡単ですが、実際にビジネスとして回していかないと綺麗ごとになってしまうので、社会課題とビジネスをいかに両立させるか、そこに挑戦することにやりがいを感じています。

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ありがとうございました!
記事には載せきれませんでしたが、JICA時代の専門的なお仕事の話も伺うことができ、個人的にもとても勉強になりました。
また、田中さんのお話を通して、田中さん含めメンバーのエコロギーに対する熱い思いを感じることができました。


今回もご視聴いただきありがとうございました!
次回もお楽しみに


インターン生あやの・せんな


今までのエコロギー社員へのインタビュー記事はこちらから↓

《代表取締役へのインタビュー》

前編 https://note.com/ecologgie/n/ncd0437ec6812 

後編 https://note.com/ecologgie/n/n3f8f704451d2

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