見出し画像

ユキモチソウ、素心ムサシアブミ植え替え2023年11月27日の園芸メモ

自分用の振り返りも兼ねて記録を残します。
少し時期が遅くなりましたが植え替えを行いました。

ユキモチソウ

2017年の9月からユキモチソウの実生を始めました。
春に雌苗と雄苗を買ってきて交配し、種を取って発芽処理をして蒔きました。
翌年の春には発芽し、そこから育てていた個体の植え替えを行った記録です。

種ができている雌苗2つを除いた全部のユキモチソウ。

発芽当初は150ほど芽が出ていましたが、どんどん溶けていくのでだいぶ減っています。

古い用土は良く乾かしてから別の植物に使います。

トレーに入れている土もあったのでバケツいっぱいになりました。

ユキモチソウの球根。

掘りあげてみると25球しかありませんでした。
毎年6~7割くらい溶ける印象です。
土の具合によって溶けやすいかどうか毎年様子を見てみていますが、腰水も多湿気味も乾燥気味も結局溶けてる印象です。
過去にからからに乾燥させた時はほとんど全滅したので、秋から春前にかけて水をやらないのはダメそうです。
今回腰水をさせて常に湿っている状態にしていたグループも9割近く溶けていたように感じたので、濡らしっぱなしもダメそうです。
ほどほどに乾燥と水やりを繰り返したグループが半々くらいの確率で球が残っているので、しっかり乾燥させつつたまの水やりで湿らせるのが今のところ良さそうです。

無残にも溶けたユキモチソウたち。

何が理由で溶けるのかよく分かりません。以前に溶けた球の中にナメクジや小さい昆虫を見かけたことがあるので食べられているのかもしれません。
地上部が枯れてから虫が入らないように大きめの洗濯ネットで覆うなど来年試してみたいところです。
しかし同じ鉢の中に数球まとめて入れている場合も溶けている球と溶けなかった球が混合しているので結局溶ける条件はわかりません。
過去に植え替えをしていた時も虫食いなどは無く、ただブヨブヨと溶けかけている球もありました。ここまでいくと持ち直すことは無いので指で潰してみましたが、ぶちゅっと潰れるだけだったので外的要因も関係ないのかもしれません。

植え替え用土。

土は割と適当にブレンドしています。
もしかしたら土の割合と球の溶け具合いに関連があるのかもしれません。
配合割合はおおよそですが、赤玉土5:硬質鹿沼土4:桐生砂1くらいです。
赤玉が原因で保水をし過ぎる可能性もあるのかなと考えています。

植えつけ。

鉢底石は敷かず、少し土を入れてIB化成肥料、肥料を隠すように土をかぶせてその上に球を置く、上まで土を入れて一番上にもIB化成肥料を置きます。
これでユキモチソウの植え替えは終わりです。

色が変わってきて収穫時が近いユキモチソウの実。
まだ自立している大株の雌苗。

ユキモチソウは分球せず実生でしか増やす方法がない植物な上、実生から開花まで4、5年かかる植物ではありますが、種自体は大量に採れるのでまた色々試していこうと思います。
この実の1粒に3、4個の種が入っているのでほんとに大量に採れます。
ユキモチソウはここまでです。
次は素心ムサシアブミです。

素心ムサシアブミ

上で書いたユキモチソウと似ているムサシアブミですが、こちらは非常に強い植物です。
毎年球根が溶ける割合は1割くらいでほとんど順調に育っていきます。
普通のムサシアブミは心配が少ないのですが、今回植え替えするのは素心ムサシアブミです。
素心は遺伝子構造の異常によるものなのか非常に低確率で発生する個体です。普通あるはずの色が無い影響か、弱りやすい印象があります。
そこで掘りあげてみました。

中央の1球から分球した素心ムサシアブミ。

上記の心配を余所に素心ムサシアブミもすくすくと育っていました。
購入した時は1球だったので、中央の親球から周囲3つの子球が増えたことになります。
ムサシアブミは素心でも強いようです。

一番大きい球。
栄養が詰まっていそう。
全ての素心ムサシアブミ。

購入したのは3苗でしたが、増えて6球になりました。
一番大きい球は来年にでも周囲に3球ほどできそうな気配があるので増やしていけそうです。

風格がある大きさ。

X(旧:Twitter)にはこんなに写真を載せてテキストをつけるのは読むのも分割されて面倒なので久しぶりにnoteを使いました。
またメモがあれば更新します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?