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je, jus, joue, jeu....
トレビアンの講座では、受講生の皆さんに毎週会話の音読を
してもらいます。音読はアウトプットの練習になるからです。
その中である方が面白いことをおっしゃっていました。
「私が "je" と読んでも Google translate に "je" と認識してもらえず、
いつも "d" の文字が入るんです」
自分の音読を自分でチェックする方法として私が紹介しているのが、
「Google translate にフランス語の音読を音声入力をしてみる」
というもの。
早速やってみた受講生さんですが、 「ジュ」と言ってもうまく
"je" に変換されなかった、というのです。
それもそのはず。
なぜなら日本語の「ジュ」という発音は、
[ʤɯ] (発音記号)というように [d] の音が含まれていますが、
フランス語の "je" は [ʒ(ə)] のように最初に d の音が入らないからです。
同じ音のようで、実は違う音なのですね。
それを克服するためにその方が試したのが、
「シュ、シュ、シュ...」と何度か言った後に "je" と言ってみる方法です。
そうすると、うまく "je" に変換されたそうです。
実は「ジュ」という発音は非常に難しく、私が昔苦労したのが
je / jus / joue /jeu
という4つの単語を区別して発音することでした。
これらは、最初の j の発音もさることながら、
うしろにくる母音の e / u / ou / eu
をそれぞれ正しく発音するのが非常に難しいのです。
かつてはよくフランス人の友人達に「イズミ、次の単語を読んでみ~。」
とからかわれました。
je「私」
jus「ジュース」
joue「ほっぺた」
jeu「遊び、ゲーム」
私が読むと、全部同じ「ジュ」にしかなりませんでした...。
この4つの発音をちゃんと Google 君に認識もらえるようになったら、
あなたの発音はもう完ぺきです(笑)
とはいえ、私が受講生の方々に言うのは、
「人間の場合は、少しぐらい発音が違っても文脈から意味が理解できます。だから最初はそんなに気にしないで」
ということです。
そんなに発音に恐れずに、はっきりしゃべるようにしてみてくださいね。
Ne vous inquiétez pas trop !
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