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スカイツリーについての日記

スカイツリーに行った。多分小学生ぶりだった。小学生のころ、スカイツリーに行って銀色のネックレスを買ってもらったとき以来。かわいいからつけたいネックレスなのだけれど、スカイツリーが映える服を持っていない。スカイツリーありきで服買おうかなあ。

スカイツリー、すごく高くて大きくてびっくりした。350メートルしか上がっていないのにすごく高かった。350メートルしか上がっていなくても世界はこんなにちっちゃく見えるんだと思うと、なんだか不思議な気がした。歩いたら4、5分で着くくらいの距離で、こんなにちっちゃく見えるんだ。人差し指ひとつでぷちって車が潰せてしまいそうだなと思えてしまうくらいちっちゃくみえた。3キロくらい地上から離れてる感じがしたのにな。遠くのほうも柔らかい紫みたいな色に霞んでいたし、絶対もっと高かった。

今回それなりに大人になってからスカイツリーにまた行って、人が必死で作った住むための場所の集合を、私はとっても綺麗だと思う、ということを知った。どう言っていいのか分からないけれど、綺麗というか、神秘的というか、すごいなというか、涙が出そうになるというか。
昔、全部ぜんぶ人が作ったものだから、なんとなく夜景は綺麗に思えなかった。北海道のあの特徴的な形をした土地をすべて覆い尽くすようなきらきらした夜景を見ても、不思議な風景だなあとかそりゃ星も見えなくなるよなあとかそういうことを思うくらいだったし、昔付き合っていた人が山の上から夜景を見せてくれたときも、そんなことより寒いなあとか、ラブリーサマーちゃんか泉まくらが飛び込めば誰かの生活の灯って言ってたなあとか、そういうことを考えていた。せっかく連れてきてくれたのに、綺麗って思えなくてごめんねとも思っていた。

けれど今回高いところから東京の街を見て、素直に綺麗だなあと思った。マイクラを始めたからかもしれない。ジョルジュオスマンのこととかをちゃんと知ったからかもしれない。土地は絶対こんなに住みやすくなかったはずで、木とか山とか海とか川とかがもっとぐちゃぐちゃに乱れて存在したはずで、それを切ったり掘ったり埋めたりしてこれだけたいらにして、霞んだ向こうまでもこれだけビルを建てたりしたその全ての歴史をなぜかまっすぐに感じることができた。訳がわかんないくらいの人数がちょっとずつ関わって、訳がわかんないくらいの年数をかけて出来上がった結晶がこの街なんだなと思えて、何だかそれがすごく神秘的だった。

あとソラカラちゃん、かわいすぎるね。ソラカラちゃんと一緒に写真が撮りたかったけれど、1人で列に並ぶのは恥ずかしすぎてやめてしまった。撮ってもらえばよかったかなあ。ソラカラちゃん、またきっと行くから待っててね。


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