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初心者向け実践FX講座2022.4(4)

トレードに役立つコラムや用語解説、FXのお得情報や普段の生活で知っておきたいニュースなど、さまざまな話題についてお伝えしていきます。

今週のピックアップニュース:2022年4月19日 ノババックスのワクチン正式承認

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220419/k10013588541000.html

厚生労働省は4月19日に、国内4種目となるアメリカの製薬会社ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンを18歳以上を対象に使用することを正式に承認しました。

ノババックスのワクチンはファイザー、モデルナのメッセンジャーRNAワクチンの仕組みとは異なり、組換えたんぱくワクチンとなります。
これは今までにもB型肝炎や百日咳、帯状疱疹などのワクチンに使われていた仕組みで、これまでのメッセンジャーRNAワクチンに対するアレルギー反応がある人でも接種が可能となります。
また、今までの冷凍保管と比べ、冷蔵での保管が可能になるため、在庫の管理もしやすいというメリットがあります。

すでに他のワクチンを打った人の追加接種としての使用などは今後議論されていくそうですが、こうやって徐々に選択肢が増えることはありがたいですね。

FXコラム:ルーブル上昇の背景

ウクライナ侵攻に伴う経済制裁で一時は半分近く暴落したルーブルですが、3月末からまた以前の水準近くまで値を戻してきています。

ルーブルの戻りの要因はいくつかあります。
一つは多くの企業がロシアへのサービスの販売を停止したこと。
結果ロシアは輸入(マイナス)が減った状態となります。
そして、ロシアは経済制裁への対策として、エネルギーの輸出をルーブル払いに限定すると要求しました。
これにより、輸出(プラス)は維持されることになります。
また、ロシア国内でも外貨の購入の制限をしたり、企業に対しても外貨をルーブルに替えるよう義務付けました。

世界各国の経済制裁に対して、対抗手段をとるロシアですが、各国は依然としてロシアへの厳しい制裁続ける意向であり、ロシアに対するエネルギー依存を脱却する流れも起こっています。
また、世界の主要な金融機関の代表などでつくるクレジットデリバティブ決定委員会はロシアがドル建て国債の利払いや償還をルーブルで実施したことは債務不履行にあたると判断しました。

今後いつまたルーブルが下落するかは余談を許さない状況となっています。

FXの基礎知識:ロスカットと資金拘束のリスクあり!「窓埋め論」には要注意

FXのチャートは、本来「前回終値が次の始値」になり、ローソク足は完全に継がっていなければなりません。
しかし、時として前のローソク足と次のローソク足の間に、空間が生まれる現象が起こります。
それをチャートに開いた「窓」といいます。
投機筋が窓開けを仕掛けた場合は、目的達成後に利益確定決済をするのでレートは反転します。
それに便乗して、「窓埋めトレードをすれば勝てる」というのが窓埋め論です。

FXマーケットは平日24時間開いていますが、土曜日と日曜日は殆どの市場が閉場しています。
土日に価格が変動しレートが跳んだ場合、大概のFX業者は休みでサーバーは動いていないため、損切設定をしていたとしても無視され、FX業者のチャートが動き出した時に開いた窓の分だけ損害が膨らみます。
過去の窓開けが発生した実際のチャートで損失を検証したところ、最大で200pipsもの損失が出ていたことがわかりました。
ここでロスカットが行われた場合のリスクは大きいです。
また、天井圏で発生した「下窓」、底値圏で発生した「上窓」は埋まるまでに多大な時間を要するか、埋まらないこともあるため、資金拘束され他のトレードチャンスを逃してしまうことにもなります。

詳しい検証結果と解説はこちらの記事を参考にしてください。
→FXでチャートに現れる「窓開け」と「窓埋め」


FX用語解説:テクニカル分析  

過去の相場の値動きや時間などをグラフ化して、そのグラフをもとに、今後の値動きを予測する分析手法のことを、テクニカル分析と言います。
テクニカル分析には大きく分けて、トレンド系とオシレーター系の2種類があります。
トレンド系は、文字通り相場の方向性を見極めるのに適した分析手法です。
オシレーター系は、為替相場の、買われ過ぎや売られ過ぎなどの強弱の度合いを見極めるのに適した分析手法です。
一般的に、トレンド系は中長期予測に、オシレーター系は短期予測に用いられることが多いです。
また、トレンド系は順張り、オシレーター系は逆張りに適した手法とも言えます。

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→FX用語集 

→ウェブ版はこちら 

読者からの質問コーナー:Q.クロス円以外の利益は外貨で戻ってくるんですか?

クロス円以外の取引でも、利益は円に換算されて支払われます。
そのため、実際口座に入金される際には円換算レートも参考にするようにしましょう。
クロス円以外の通貨は高スワップのものがあったり、魅力的な通貨ペアもありますが、その分相場の変動も激しいことがあるので、初心者はまずはクロス円から始めることをおすすめします。

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来週の注目経済イベント
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4月25日(月) 独 Ifo企業景況感指数 4月
4月26日(火) 米 新築住宅販売件・消費者信頼感指数
4月27日(水) 日 日銀金融政策決定会合、豪 消費者物価指数
4月28日(木) 米 GDP(速報値)、日 鉱工業生産(速報値)、豪 輸出入物価指数 1-3月期
4月29日(金) 米 個人所得・支出、欧 消費者物価指数(速報値)・GDP(速報値)、米 PCEデフレーター 3月 欧 GDP(速報値)

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編集後記

とうとう承認された国内4種目のワクチン。
円安が続き消費者の負担が増える中で、こうした前向きなニュースは気分が明るくなりますね。
ノババックスのワクチンは、今までのワクチンに比べて副反応の起こる率も低いそうです。
今はまだアレルギーにより受けられなかった人への対応のみですが、副反応のためにワクチン接種を諦めていた人にも朗報ですね。
このままウィズコロナを進めてどんどん経済が復活してほしいですね!

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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