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【実施レポート】「一人じゃないやりたい事探しの始め方」の著者と学ぶ、つながりの力で自分らしいキャリアを歩む方法

エコラボ主催で、自分らしいキャリアについて考えることをテーマとしたワークショップを開催しました。

「1人じゃないやりたいこと探しの始め方」の著者である町塚俊介さん(以下まっちーさん)をファシリテーターとしてお招きし、自分や人と繋がる対話を通して、自分らしさやキャリアに目を向けることを体感するような時間を過ごしました。

ワークショップ当日は、「キャリア」というキーワードに対して何かしら関心があったり、取り組まれている方々10名ほどにご参加いただきました。

▼ワークショップの概要
○開催日:2022年7月13日 20時〜21時30分
○ファシリテーター:町塚俊介さん
○ワークショップ名:
 「一人じゃないやりたい事探しの始め方」の著者と学ぶ、つながりの力で自分らしいキャリアを歩む方法

どんな期待や想いを持って皆様が参加したか

ワークショップの冒頭では、チェックインとして、各々がこの場に期待することをシェアしていただきました。

  • 自身がキャリアチェンジをするタイミングにあり、キャリアについて考えたい会社以外の人との繋がりについても考えたい

  • 他者のキャリアの相談に乗る機会が多くその参考にしたい

  • キャリアに向き合うことそのものをどのように捉えられれば良いのかを考えたい

  • 自分のキャリアについてどのように言語化し、決断していければ良いのかのヒントが欲しい

参加されたみなさん、”キャリア”について考える機会があったり、”自分らしさ”について悩みを持っていたり、対話を通して自分のキャリアややりたいことについて考えを深めたいという期待を持っていらっしゃいました。

ワークショップで扱ったこと

人に対しても、自分に対しても大事な「聴く」という姿勢の大切さ

自分の声を聴くということ、他者の声を聴くということについて、「聞く」と「聴く」の違いをレクチャーいただきながら、理解を深めていきました。

「聴く」というのは、相手の話に対して判断を保留し、相手の全体に意識を向けることであり、共にあり共に受け入れていく感覚であるということです。ノンジャッジメンタルといった概念も興味深いものでした。

2種類の繋がり「Beの繋がり」と「Doの繋がり」

自分に対しても、他者に対しても、高い質で「聴く」ための前提として、2種類の繋がりの考え方が大事であるというお話がありました。

「Beの繋がり」と「Doの繋がり」です。

「一人じゃないやりたい事探しの始め方」より

「聴く」際には、前提として「Beの繋がり」が大切であること。その人の行動や成果、話の内容といったDoではなく、その人が感じている感覚や存在そのもの、まとっている雰囲気などのBeに着目する関係で繋がっていることが重要であるということです。

自分自身と繋がる「聴く」を体感するセッションの実演

それまでのレクチャーを踏まえ、まっちーさんによる「聴く」のデモンストレーションをしていただきました。

相手役として、参加者の中から1名代表として出ていただきました。

代表者の方の「仕事の中ではどうしても自分のありのままが出せない」というもやもやに対して、まっちーさんが「聴く」を実践していきます。

決して、何かを押し付けるような、無理やり諭すような質問ではなく、あくまで相手の身体感覚に問いかけるかたちでセッションが進んでいきます。

「ありのままでいられたとすると、その時の足はどんな感じ?」「その時の状態は、ものに例えるとどんな状態に近い感じ?」

セッションが終わると、代表者の方は身体感覚と対話するような、なんとも不思議な感覚に包まれたということでした。

他の参加者もデモンストレーションの中で、まっちーさんの問いかけを聞き、代表者の方と同様の不思議な感覚に浸っていました。自分自身と繋がる「聴く」を体感させていただくパートとなりました。

ワークショップを通してこんな気づき・学びがありました!

一般的に「キャリア」について考えようとすると、どのような会社や職種でどのような仕事をして・・・ということを考えがちです。

しかしそもそも自分がどのような瞬間、どのような状態の時に生き生きと感じられるか、自分の内なる声と向き合うことが、”自分と繋がる”最初のステップとして大事なことだという気づきを得られたのではないかと思います。

また同様に、”人と繋がる”際には、他者の内なる声を「聴く」姿勢が大切だということを、レクチャーだけではなく実演をみることで体感した時間でした。参加者の多くは、元々他者の相談に乗るようなことが多い、「聴く」ことの機会が多い方々でしたので、今回のワークショップを通じて、繋がりの質感をより繊細に意識できるようになったのではないでしょうか。


まっちーさん、参加いただいた皆様ありがとうございました!


まっちーさんの著書はこちら


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