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隠れ冷え症男子増加中!「冷えていることに気づいていない!?」自分の体感は当てにならない

冷え症といえば女性の代名詞

私のサロンでは、サーモグラフィといって皮膚の表面温度を測定するカメラを使って、体の温度を測定しています。

何でそんな事をするのかというと、体のどこが冷えているのか?痛い場所は熱を持っているのか?などを知るためです。それが分かることによって「じゃあ、その場所を温めよう」とか「アイシングしよう」とかの参考になるということと、体温を調節している自律神経が正常な働きをしているかの参考になります。

整体やカイロプラクティックとサーモグラフィは関係なさそうですが、サーモグラフィ無しでは施術はできない!というほど重要なものです。

ですが、サーモグラフィを取り入れているサロンは数少ないです。なので、私は恐らく日本で一番、沢山の人の体をサーモグラフィで観ている!?と思います。

沢山の人の体をサーモグラフィで観てきた結果、言えることは「体の冷えに気づいていない人が多い」ということです。

特に男性に多いですね。気づいていない人が。
男性が冷え症ってあまり聞かないですよね?

冷え症といえば女性のものというイメージがありますが、実際はそうではないのです。私のサロンに来ている人でいえば、女性と男性に大きな差はないような気がします。

冷え症は感覚の問題

冷え症って実際に冷えているかどうかだけではなく、感覚の問題があると思います。
同じように冷えていても、感覚によって感じ方は違っていて、いわゆる冷え症だという人は「冷え感」を感じている人だといえます。それを過剰に感じてしまう人が冷え症に悩む人なのでしょう。

あまり過剰でも問題ですが、鈍感過ぎても問題です。それが男性に多いのだと思います。

冷え感があれば「もっと暖かくしなきゃ!」って気を使うようになりますが、冷え感がないとそのまま放置してしまいますよね。

冷えると体は緊張し、血流も悪くなり、筋肉がこったり張ったりして肩こりや腰痛になったりします。
緊張が続くと自律神経も乱れ、様々な不調の引き金にもなります。

「冷えは万病の元」と言いますが、言い換えると「冷えていることに気づいていないことが万病の元」と言えますね。

自分の体感は当てにならない

私がよく口にする「感覚のズレ」は姿勢だけではなく、冷えの問題にも通じるのです。

自分の感覚では冷えていないと感じても、実際は冷えている。そんな「感覚のズレ」が体の不調を引き起こしているのです。

自分の体感というのは、意外と当てにならないものです。サーモグラフィのように客観的に体を観てみると自分の体感とのギャップがわかります。

ですが、普通はサーモグラフィで自分の体を観ることなどないですよね。では、どうしたらいいか?

答えはこうです。

自分の感覚は信じずに、お腹と足先を温めろ!

私が沢山の人の体をサーモグラフィで観てきた結果、お腹と足はほとんどの人が冷えています。

お腹と腰だったら間違いなくお腹を温めてください。腰は意外と暖かい人か多いです。なぜかというと、姿勢が悪い人は腹筋を使わずに腰の筋肉だけ使っています。だから腰の熱が上がるのです。

足は冷静に考えるとどう考えても冷えるんです。
冷たい地面や床に近いですし、暖かい空気は部屋の高いところに上がっていきますし、上半身より下半身の方が薄着ですから!夏は別ですが、重ね着って基本的に上半身ばかりしますよね、3枚、4枚と。下半身はせいぜい2枚ですよね。男性は夏でも冬でもジーンズ1枚だという人も多いです。

夏でも暑いのって上半身ばかりで意外と足先は冷えているものです。それに気づかないで、薄着をして冷房に当たってしまうので、体調を崩してしまうのですね。

私は夏でも冷房を使うときは長いズボンを穿きます。上はTシャツです。それくらいが丁度いいんですよね。

とにかく、迷ったらお腹と足先を温めましょう!

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