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私のプロフィール 〜嫌々やってた仕事が差別化に繋がる〜

どうも、エコアニです。今日は私の職歴について書こうと思います。

システム部門で開発を経験

大手生保会社に入社した私ですが、最初に配属されたのはシステム部門でした。

プログラミングなど一切やってこなかったド文系の人間ですが、3年間システム開発に携わります。

まあ、はっきり言ってあまり大成はしませんでした(笑)

プログラムを読んでもイマイチ頭に入らないし、相対する部門の出してくる要件を見てもチンプンカンプン。

頭の中にモヤがかかっている状態でずっと仕事をしていました。同期の中で一番早く異動を命じられたのもそりゃそうだな、という感じです。

ただ、劣等感を抱きながら仕事に取り組んだ3年間はその後大いに役立ちました。

システム開発の仕事で学んだこと

システムに限りませんが、ある所属では当たり前とされる知識が、別の所属だととても価値のあるノウハウになります。

例えば、一見簡単そうに見える改修が、システム的には物凄く難しい対応である場合がよくあります。

システムに詳しくない人間は「何でできないんだ」と不満や怒りを抱く一方で、勘所が分かる人間は関係者の納得できるような落とし所をすぐに模索することができます。

これ、地味ですができるかどうかで意思決定の早さがかなり変わってきます。

システムとユーザー双方の言い分をうまく煮詰めた案を速やかに作れるのは、ビジネスのスピードを大きく上げるのです。

提案した解決策に、関係者全員が気持ちよくYESと言ってくれた時は、システム時代の苦労した過去が救われたように感じられて、自分にとっては宝物のような瞬間でした。

初めての社会人経験で得たもの

また、初めての社会人経験は私に多くのことを教えてくれました。

組織に所属すると、ネットには出てこない重要な情報に触れる機会が多くあります。

どの本で読んだかは忘れましたが、「Googleの検索対象は世の中の全情報のうち20%しかない。残りの80%は企業の中で秘匿されているイントラネットワークの中にある」という文章は、社会人になった自分にとってとても納得がいくものでした。

文章というのは、それに紐づく人生経験が自分の中にあってはじめて自分自身の気づきになります。

もともと本が好きでよく読む方ではありましたが、仕事は間違いなく私の読書体験を何倍にも豊かにしてくれました。

かつての同僚と再会して見えてきたもの

ちなみに、システム部門の同僚の方たちとは立場を変えてまた共に働くことになるのですが、再会した時には同じ顔ぶれの人たちが所属を微妙にスライドさせながら少しずつ出世していました。

やはり組織にとって欠かせない人材は数が限られているし、手放したくないので同じテリトリー内でちょっとずつ所属を変えて"異動カウント"を稼ぎながら手元に留めているのかなぁと思いました。

システムの安定稼働のためには、経験豊富なお馴染みのメンバーでやるのが一番合理的ですが、その反面組織の硬直化を招く側面もあります。

「困ったらあの人に頼ればいいや」という安心感は、下の人間が挑戦しやすくなる一方で、甘えが生まれて仕事の徹底ができなくなるということも起こりえますからね。

さて、苦労したとか言いつつ熱く語ってしまいました。

次は営業現場に配属された時の話をしたいと思います。


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