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いつまで仕事を続けるのか。

先月、友人が今の職場を辞める事に決めたと言いだした。
友人とは、長年一緒に働いてきた同業者だ。友人とは、かれこれ5年の付き合いになる。前の職場の年数も入れたら、6年位かな…。前の職場で知り合い、今の職場には私が彼女を紹介した。そのせいか、辞めると聞いた時は、寂しく感じた。
仕事終わりには、よく食事に行った。私より少し年上で、落ち着きがあり思いやりのある良い人だ。キャリアが長いし、仕事も出来る。何より人を和ませる人だ。
彼女とは、まだ長く一緒に仕事が出来ると思っていた。
彼女も、今の職場に不満はなく辞めるつもりもなかったという。しかし、転機がきたのだ。友人に条件の良い新しい職場を紹介されたのだそうだ。
彼女の立場を考えたら、諦め引き留められなかった。とても、良い話だと思ったからだ。私が彼女の立場であっても同じ決断をしたと思ったからだ。

この職業は、とても需要がある。条件の良いところへの転職を考え、常にアンテナを張っている人が多い。そのため、情報交換も盛んで、人脈を頼りに転職していくパターンが多い。
そして、長年働いて居心地が良くなってきた職場と条件の良い新しい職場を天秤にかけて考える。
まるで、ヤドカリのようだ。

彼女は、この先の事も考えて決断したと言っていた。
私は、そんなにも長く働く気なのだなと関心してしまった。

年齢の近い人が辞めると、自分は何歳まで働くのかな〜。とつい考えてしまう。
この職業は、70歳過ぎても同じように働いている人がいる。キャリアがあり腕に自信を持っていれば、十分にやっていける。
私はそこまで自分に自信を持っていないし、そこまでは働く気もない。
しかし、定年があってないような職業なので、辞め時がわからないのが現状だ。

ただ、仕事を辞めてしまうと、いわゆる主婦になって、社会との繋がりがなくなるような気がするのが怖い。

そこで、仕事を辞めたときのことを考えて、数年前から趣味を増やそうと色々始めてみた。
初めてみると、趣味もなかなか面白い。特にテニスクラブには、色々な境遇の人が居る。仕事の合間をぬってテニスをする人。仕事を引退して楽しんでいる人。バツイチになり楽しみを見つける人。少し話をするだけでも今まで知らなかった世界を見れて面白い。皆、人生の楽しみを見つけに来ている。

釣りバカ日誌のハマちゃんを思い出した。仕事をしながら趣味を満喫している。ハマチャンの場合、趣味がメインな感じだが。
はまちゃんのように、今はまだ仕事をしつつ、趣味を楽しもうと思う。そんなんで、なかなか仕事が辞められそうもないな〜。


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