エコヴィレッジみより in 日光

栃木県日光市で、古材を使ったセルフビルドの自宅と自然農園を中心に、地球に優しい自給自足…

エコヴィレッジみより in 日光

栃木県日光市で、古材を使ったセルフビルドの自宅と自然農園を中心に、地球に優しい自給自足的な生活を提案しています。 平飼いによる自然養鶏、自家焙煎のフェアトレード有機コーヒー豆のおすそわけのほか、食品加工や家づくりなど自給自足全般に関る知識や技術をお伝えしたいと思っています。

マガジン

  • 私とジビエ

    獣害駆除として年間120万頭のシカ・イノシシなどが殺処分されていますが、うち食用は10万頭。残りは埋めて捨てられています。せっかくの命、ありがたくいただきたいという想いで、猟師からジビエを引き取る活動をはじめました。

  • エコヴィレッジみよりの食べもの

    自家製のパン、コーヒー、ベーコン、野菜などなど、ここでしか食べられない食べものたち。

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栃木の山奥で自給自足生活!「エコヴィレッジみより」の20年奮闘記

はじめまして!私たち七田ファミリーは、栃木県の北のはずれの山の中の「エコヴィレッジみより」に住む父と母と子ども4人の6人家族です。 山を切り開き、古材を使った家を建て、なるべく食料やエネルギーを自給してゴミも出さない、SDGsを先取りするような生活を20年間にわたって模索してきました。その経験ととりくみを紹介していきます。 ロケーション栃木県の日光市は日光東照宮で有名ですが、それよりも鬼怒川温泉に近いエリア、ほぼ福島県との県境にあります。冬には雪が1メートル積もることもあ

    • 私とジビエ:3 小学校の時の夢

      小学校五年生か6年生だったか、将来の夢を絵に描くという課題があり、私は冒険家になりたいと、ライオンやキリンなどに囲まれている自分の絵を描いたことがある。ステレオタイプのアフリカの風景だ。インドア派で、トロくて、出不精で、運動も苦手で、家の中でお絵描きしている方が好きだった引っ込み思案の子供だった私が、一体どこでそういう夢を見たのかわからないのだが、やがて二十代の時に、ヨーロッパからケニヤに一人で旅行したのだ。マサイ族は、村の男総出で狩をする。 当時私は冒険家に憧れてケニヤに

      • こだわりの材料で自作する健康志向のカヌレ

        カヌレが流行ってますね。 現地ではcannelé de Bordeauxと呼ばれる、フランスはボルドー地方発祥のこのお菓子、今は日本で第二次ブーム中なのだそうです。 TVも見ず、コロナ禍でこの二年というもの月に1~2度しか出かけないふもとの田舎街では、もちろんカヌレの存在を示唆するようなものはとんとお目にかかったことはないのですが、日頃パンづくりや世界の料理レシピをネットで検索しているので、ヒョンなことからカヌレのレシピ動画が出てきました。 このカヌレには思い出があって

        • 暖炉で焙煎、体と地球とお財布にやさしい森のコーヒーライフ

          焙煎を始めたキッカケコーヒーの自家焙煎を始めてかれこれ10年程になります。 田舎暮らしを始めてしばらくは割と厳格なマクロビオティックな玄米菜食中心の食生活をしていたためコーヒーというものをほとんど飲まなかったのですが、体調や心境やライフステージの変化により、食生活も緩やかになってきました。 ある時、普段買い出しに行くふもとの街(今市)にコーヒー豆の専門店があることを知って久方ぶりにコーヒーライフが再開しました。 炭火焙煎にこだわるそのお店のコーヒー豆は消費税を入れて10

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        • 私とジビエ
          3本
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          私とジビエ:2 はじめての解体

          大きな肉の塊に戸惑って畑の電柵はめためたになっていた。復旧作業も一日がかり。私の育てておいた二年子大根も食べられてしまい、種を取り損ねてしまった。 仕留めた雄鹿は大きくて、男でも一人では引きずるのが難しい。 友人は、背ロースだけとって廃棄しようか?と提案してくれ、相方も突然の大きな訪問者を、自分で廃棄するのは手間だし、やりかけている畑仕事なども出来なくなるからと、「手間をかけずに葬った方が良いのでは?」と言った。 廃棄するといっても、穴を掘って埋めるくらいしかないので、

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          私とジビエ : 1 鹿をさばき始めたきっかけ

          2020年11月の出来事。寝床に入ってまだ夢うつつの冬間近な11月の早朝、近隣にかけた罠を見回りしている猟師の隣人の声が聞こえた。「畑のネットに牡鹿がかかっていますよ!」と。 最近、鹿が畑に来るようになって、防御としてネットを敷地の周りにはっておいたのだが、そこに鹿の角にからまってもがいていたのだ。 相方のジョーはすぐさま行ったが、私は着替えるのにもたもたしているうちに銃声が聞こえて、駆けつけた時にはすでに鹿は絶命していた。 牡鹿は体格も良く、相当重そうに見えた。 友

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          使うのは小麦粉、水、塩だけ。石窯天然酵母サワードウパンのつくり方

          自給自足というからには、主食の米をつくっていると思われるかもしれませんが、栃木県北部の山間では日照が不足し水温もひくいため稲作の適地ではないので、主食作物としては小麦や蕎麦、ジャガイモやカボチャなどを栽培して、米についてはおもに県内の友人知人の作った有機玄米を購入しています。 「身土不二」の観点から、この地で栽培可能な作物を主食とすることが望ましいので、現在は小麦、特にパン用小麦の増産を目指しています。 ということで、今回は我が家のパンづくりについて書いてみます。 サワ

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