【朗読】紫式部日記56 女房仲間への批評⑵
禎
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【女房仲間への批評】の続きです。
「いとをかしげに、髪などもつねよりつくろひまして、やうだい、もてなし、らうらうじくをかし。丈だちよきほどに、ふくらかなる人の、顔いとこまかに、にほひをかしげなり。
大納言の君は、いとささやかに、小さしといふべきかたなる人の、白ううつくしげにつぶつぶと肥えたるが、うはべはいとそびやかに、髪、丈に三寸ばかりあまりたる裾つき、髪ざしなどぞ、すべて似るものなく、こまかにうつくしき。顔もいとらうらうじく、もてなしなど、らうたげになよびかなり。」
「いとをかしげに、髪などもつねよりつくろひまして、やうだい、もてなし、らうらうじくをかし。丈だちよきほどに、ふくらかなる人の、顔いとこまかに、にほひをかしげなり。
大納言の君は、いとささやかに、小さしといふべきかたなる人の、白ううつくしげにつぶつぶと肥えたるが、うはべはいとそびやかに、髪、丈に三寸ばかりあまりたる裾つき、髪ざしなどぞ、すべて似るものなく、こまかにうつくしき。顔もいとらうらうじく、もてなしなど、らうたげになよびかなり。」