禎 2024年9月7日 19:50 不意に不思議な怪物が私の眼の前に現われて来た。それはちょうど鶴のような恰好をした自働器械である。その嘴が長いやっとこ鋏のようになって、その槓杆の支点に当るねじ鋲がちょうど眼玉のようになっている。寺田寅彦の短編「夢」から。この「鉄の鶴」が奇妙に忘れられない。 #夢 #短編 #寺田寅彦 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート