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NSCA CSCS受験レポ

【承前】
これはCSCSをこれから受験する人に少しでも役に立てばという思い(と自分の受験の記録として残す意図)で書いていますが、このレポの通りの取り組みが100%の合格を保証するものではないです。
また、内容も正確性を確実に保証するものではないので、自身が出願・対策される際には公式HPを確実にご確認ください。

CSCSって何?という点については公式HP参照してくだし

大まかな所感と受けた理由

この間(12月頭)にCSCS受験しました。普通に合格してました。

スコア低ない?

スコアが物語ってるように正直舐めプしてたら試験中結構焦りました。
今までこの業界に関連するCBTとしてNCSA-CPTやNASM-CESを受けてきて、多分一番手応えが悪かったと思います。
ただ、教本読んでしっかり対策しても受かるかどうかわからない、という難易度ではなかったと思います。
教本にあったか?って問題もありましたがまああったんでしょう

今回これを取るにあたっての理由は、大学生の時にトレーニング指導関連の道に進もうと考えたときに最初に取りたいなーと思った資格だったからです。学位無いとCSCSは認定されないので、その頃は取れなかったんですよね。あんまり高尚な理由はありません。
強いていえば、今自分はリコンディショニングをメインにしていますが、その領域の人でも役立つ知識がかなり得られそうだと感じたからです。
ウエイトのプログラムデザインとか知ってないとS&Cコーチと連携うまく出来ないし。

なので、自分がS&C領域に関して指導するわけではないが、業務上S&Cコーチと連携を取らなければいけないトレーナーの人にとってはすごく良いと思います。
逆に自らがS&Cコーチとして活動している人がCSCSを取る必要あるかどうかは分からないです。(これはCSCSが実践的ではないとかそういう批判的な話ではなく、自分が純粋にS&C領域の仕事に疎いからです)


試験までの手続きに関して

公式HPにも書いてますが、出願手続きは余裕をもってした方が良いです。マジで。
それは、
①学位証明書が場合によっては発行するのに時間がかかる(学校によります)
②学位証明書を送ってからNSCAジャパンがそれを受理するまで少し時間がかかる
③その後のピアソンVUEからの連絡も普通になかなかこない
という3点が重なりまくるからですね。

①に関しては自分は卒業の際に1枚追加で取っておいたので無問題でしたが、③に関しては想像より待ちました。
NSCA-CPTの時はNSCAジャパン上での手続きから5日くらいでピアソンVUEから予約の連絡が来たんですが、今回はしっかり2週間待ちました。

②に関しては1週間かかりますよーと書いてますが、僕の時は3日くらいで来てた?と思います。違ったかも

まあそもそも焦って取らなきゃいけない状況がなかなか思いつかないですが、例えば年度末までに取りたいとかあれば少しゆとりをもって出願手続きを済ませておくと良いと思います。
出願手続きが終わってから受験日時を決めるまではある程度余裕取れるので。


試験対策に関して

自分は教本、公式問題集(メル〇リで買った古いやつ)、適当な誰かが作った他作問題集(同じくメ〇カリで買ったやつ)の3種類を使って対策しました。

教本は価格が高いんですが、多分あった方が良いです。
というか試験対策というよりも、普通にトレーニングサイエンスに関して参考になるので。

公式問題集はあっても無くても……自分がどこの分野が弱いかを把握するのには良いかもですが、演習量をこなすという点では全く足りないと思います。

他作問題集はピンキリですので評価が高いのを選んでおく方が吉でしょう。
細かく解説がついているとわかりやすいですね。

問題集に関して注意すべきは、去年あたりにCSCSの出題内容が変わっているという点です。
例えば基礎科学セクションでは2021年からスポーツ心理学が15問必ず出るようになっています。
なので、フリマアプリなどで古いのを使うとそれに対応していない可能性があるのでそこだけは要注意ですね。
公式問題集に関しては素直に公式で買った方が良いと思います。
DVDで映像問題も対策出来ますしね。

ちなみに自分はそれを承知の上で「まあ何とかなるやろ」精神でやったら、スポーツ心理学が分からなすぎて焦りました。絶対教本に書いてなかった問題あった

僕は中途半端に現場経験を持っているという一番たちの悪いパターンだったので、
①まずは公式問題集をざっと解いて苦手分野を確認
②その分野の他作問題集を解きまくって復習する
③理解出来ていないトピックがわかったらその点の教本を読む
④一通り②→③が終わったらもう一度流しで1周確認
という感じで対策しました。多分1ヶ月くらいでしょうか。

ただこれであのスコアなのであまり参考にはならない


実際の試験に関して

問題に関してどういう問題が出たとかは書けません。これはちゃんと試験開始時に出る規約に書かれていることで、それを破ると怒られちゃうんです。

ただひとつ言えるのは、問題集でやった問題とは全く違う問題が大半なので、問題集を丸暗記しても意味は無いです(当たり前の話ですが)。

基礎セクションでも基礎知識の一問一答形式の問題だけではなく、かなり臨床推論的な問題も出てきていたと思います。
なので、理屈を理解しておく必要があるということですね。

教本に書いていない問題もあったような気がしますが、そう思う問題は素直に諦めましょう。
何問かはノンスコアード問題(得点に反映されない試験的な問題)なので、そう考えて切り替えると良いです。

時間はかなりあります。
2週見直しをしても基礎セクションでは40分、応用セクションでは70分は余ってたと思います。
なので焦らず落ち着いて解けます。
なんだコレ?ってなった問題に関しては「あとで確認する」みたいな形でフラッグを立てておけるので、それをつけておけばあとで見直しが出来ます。

応用セクションでは映像問題も出ます。
公式問題集のようにまとまって出るわけではなく、応用セクションのなかでまばらに出題されました。
内容はテクニックと補助がメインだったと思います。たまにデモンストレーションしてる人がすごく不自然なこともあって和みます。
ちなみに映像はちゃんと全部見ないと次の問題には進めません。答えが秒でわかっても1回は全部見ないといけないということです。
僕自身は10回くらいこのトラップに引っかかりました。

試験が終わったらその場でスコアレポートが渡されます。
ちなみに渡されるときに「表にして自分の名前があってるか確認してください」と言われます。落ちてたら気まずい!
ちなみにスコアレポートはあとでピアソンVUEからメールで届くのでそこでも確認できます。


後記

名前に”CSCS”ってつけられたらかっこいいよね

質問はいつでも受け付けていますのでもしあればコメントまでどうぞ。
ちなみに普段はアスリートの身体運動やパフォーマンスについてこんな感じ↓で書いてます。


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