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櫻坂46 9th『自業自得』収録曲を聴いて〜

 

6月26日 (水) 発売、櫻坂46『自業自得』の収録曲を聴いてみた。
先行したMV有りの3曲を除く他の4曲は、Joshin注文分が真っ先に配達され、そのフラゲにより聴くことが出来た。そして『自業自得』(Special Edition)配信であらためて聴き直してみた。
まだ、十分聴き込む前の、(表題を除いた)ライブパフォーマンスを観る前の収録曲の、現時点での感想をまとめてみた。


自業自得        ❲表題 / C 山下瞳月❳
              作曲 中村泰輔
              編曲 中村泰輔

ドームでは、まさかの本編ラストに持ってきた初披露だった。
そして、24日CDTVでのフルパフォーマンスは、こちらの要求通りのカメラワークもあって、個々の動きと全体のバランスの絶妙さがキチンと伝わるものだった。
25日うたコンでの生演奏はエレクトリックとヴァイオリンなどの弦楽器との協奏が、一段と楽曲とパフォーマンスの魅力を高めた。
もう、この時点で様々な妖しげな表情を魅せている山下瞳月には驚くばかりだ。
私は上記noteで”最高傑作“と評価、絶賛した。
櫻坂新•時代〜新章の幕開けにふさわしい楽曲だと思っている。

引きこもる時間はない  ❲共通C / C 向井純葉 ❳
                                                        作曲 バグベア
              編曲 APAZZI

私自身、基本的には、櫻坂に“期別曲”は、そんなに必要ないと思っている。
そして、現状の三期曲「偏重」に対する不満も目にしている。その気持ちは十分すぎるほど理解も出来る。
しかし、その三期”優先“の方向が間違っているとも思っていない。
なぜなら、その方向こそが櫻坂のメインストリームに早晩なることが明らかだからだ。
それはかつて、一期から二期への流れでも生じた小さからぬハレーションにも一面似ている。
この音と歌声が櫻坂のサウンドとなって行くし、もう既になっている。
グループの変革に、それは常につきまとい逃れられぬものであろう。


愛し合いなさい     ❲BACKS / C 石森璃花❳
              作曲 youth case
                          TAKAROT
                  Shoma Yamamoto
              編曲 TAKAROT
                  Shoma Yamamoto

回帰なのか懐古なのか、この辺りのミュージックシーンのトレンドは、正直よくわからない。
その時代をリアルで知っている者とすれば、何とも不思議な現象だ。
そして、我が櫻坂にも〜その波はやって来た。
それを上手く消化した今回のBACKS曲も、やや異色なものだが、独得の空気感を醸し出している。

イザベルについて    
❲井上梨名•大沼晶保•武元唯衣•増本綺良❳ TYPE-B
              作曲 杉山勝彦
                 尾上榛
              編曲 尾上榛

まさかの「サクラミーツ」メンバーユニットとは…
一体誰が予想したであろう…
コントにも取り組む4人が、大不思議ならぬ大真面目でオリジナル楽曲に挑むとは…
どうせ演るなら、一切笑いを入れずにリアルなダンスミュージックに取り組んで欲しい〜と思っていたが〜

杉山曲となれば、櫻なら『もしかしたら真実』だが、さて、どんな曲を頂けたのだろう?私も常識をわきまえた、いい大人だ。「ごめフィン」クラスをよこせ〜なんて図々しいことを言うつもりはない。
しかし、人と言うのは強欲で醜い塊とやらも心のうちに抱えてもいる。だから、ひょっとして…の期待も膨らんでいた。
まぁそれは冗談として、そんな軽口も叩けるほどのうれしさがあると言ったところか。本当にありがたいことだ。

イントロはブロンディの「Call me」か〜
イザベルと言えば、おじさんにとっては、フランスの俳優イザベル・アジャーニなんだが若い子たちは知らんだろうなぁ…
曲はフレンチシックとはかけ離れた、厚みを持たせたロックテイストで迫ってくる。
一体4人はどんな表情でこの楽曲に向かっているのだろう。ライブでの披露が待ち遠しい。先ずはミニラからか〜

ところでみんな「クロック・ムッシュ」って知ってたのかなぁ〜
私はもちろん初耳だった…

縁起担ぎ       
         ❲松田里奈•石森璃花❳ TYPE-C
              作曲 SoichiroK
                             Nozome.S
              編曲 Soulife

井上がミーツユニットに参加なので、ふたりな第二弾とはならなかった。しかし、まつりの今回の新たなパートナーは石森璃花という三期歌唱メンだ。
そしてSoulifeのお二人と言えば、櫻では「なぜ恋」「ナーバス」そして欅のエヴァーグリーンな名曲「二人セゾン」である。
早速聴いてみると、ベースがメチャメチャカッコいい!これですよ!これ!おじさん歓喜!
まつりがのびのびと歌っている。りかたんとの相性もいい。これは聴き応えがあるねぇ…
エレクトロミュージックの系譜にも思え、敢えて言えばデペッシュモードを感じた。「えっ あんた正気かよ⁉」と言われそうだが ( )

ところで話は変わるが、THE.TIME,の終わりに、安住アナから次のラヴィットMC川島さんへ呼びかける恒例の時間があるが、先週木曜、その川島さんが、まつりに向かって「まつりちゃん、東京ドームお疲れ様でした。あんた偉いよ〜ホントに」と、ドーム公演を観た感想を率直に吐露してくれていた。
全Buddiesの心情を代弁してくれた川島さんに感謝すると共に、まつりが、ひいては櫻坂が関係者に高く評価されたことが何より嬉しかった。
まさに、見ている人はちゃんと見てくれている〜と、言うことなんだな…と強く感じた。

標識          
❲遠藤理子•小田倉麗奈•中嶋優月•向井純葉❳ TYPE-D
              作曲 藤田卓也
              編曲 藤田卓也

ピアノの音色と、それに重なるベースが心地よい。
えんりこがリードしているのか?櫻坂の青春SONGと言うべきものか…
これまでなら乃木坂のラインだろうが、一概にそうとも言えない独特の雰囲気を感じる。
4人のバランスがいい。小田倉の歌声が効いている。
最後のE.ギターの弦を収める音も意味有りげ…
私は、鎌倉プリンスホテルから下ってきた七里ヶ浜の風景が思い浮かんだ。と、それっぽいことも言ってみたりする。

足跡がこれほどあって 道しるべひとつないのは
誰ひとりこの坂道の はてを知らないからでしょう

小椋佳『坂道』

もう一曲 欲しいのかい?
               ❲選抜❳  通常盤
              作曲• 編曲
                辻村有記
                Naoki Itai

事前に、ダイジェストで流れてきた中でも、最も気になった曲だ。
相変わらずタイトルはダサいがそれはいいとしようw

Ride on la la la la ta ta

ラッタッタ〜と言えばホンダ ロードパルのCMのソフィア・ローレンなんだが、これまた若い子たちは知らないだろうな〜w

異色の問題作ということか?
表題メンバーだから、そのまましーちゃんセンターなんだろうか?だとしたら、凄いことだ。
そして、もうモロにフェス向けだ。

行くぜ!行くぜ!OK!Go ahead!
Get down da da da la ta ta

「最後の力 振り絞って!」は、まつりか?
そして「態度で示せ!」は、しーちゃん⁉

しかし、こうなりゃこれライヴじゃ全員曲だろ⁉

私の次の現場は、来月の大阪ジャイガ。
当然、披露するものと確信している。
俄然、楽しみが増してきた!


今回の9thは表題の『自業自得』が出色の出来ということもあって、いい曲が並ぶことになったと私は思っている。何より、バランスがいい。
正直、8thのユニット構成には疑問と不満があっただけに、(メンバーへの不満ではない。念の為)今回の言わば、この「チャレンジ」は良い方向だ〜と、捉えている。
おそらく、各曲の印象も実際のパフォーマンスを観たりすることで変化することだろう。それも楽しみである。

最後にブックレットの各メンバーの画像だが、どれもとても美しい。
そんな中でTYPE-A『愛し合いなさい』の、見開きページの森田ひかるが、特に素晴らしい〜と一言付け加えておきたい。



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