名もなき家事

この記事は797文字です。


ブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)についてお話ししましたが、

家事はどうなんでしょう?


生産性に命を捧げる一部の人にとっては「家事は無駄」かもしれません。

この本読んでいないので著者の家事に対する考えは知らないですが、

家事はやらなきゃ暮らせないものなので、

私はエッセンシャル・ワークだと考えます。


とくに名もなき家事。



とある研修で、ゴミ捨てという家事について、医師は言いました。


「ゴミ捨てとは

ゴミの日を把握し、家じゅうのゴミを回収し、

指定のゴミ袋に入れ、替えのゴミ袋を用意し、

集積所まで運ぶことをいう。

まとめられたゴミを運ぶのは『ゴミ運び』でありゴミ捨てではない」




「名もなき家事」「ワンオペ家事・育児」が話題になり、

メディアが取り上げないと理解されない状況が常態化していた近年。

この医師は、その数年前に名もなき家事の存在を意見していました。

この医師は、男性・既婚・子どもありです。

本来こういうことはわざわざ口にしないのが当たり前であってほしいけど、

流し読みされるメディア上でなく、対面で行う研修で

こうしたことを伝えられるのって素敵だなと思いました。



家事は、実はものすごい行動計画により行われます。

目に見えるメインイベント(料理なら、切る・焼く・盛り付けるなど)より

名もなき家事(食材の把握、献立の計画、予算内で買い物、運搬など…)

の方が時間や手間がかかるのでは?

名もなき家事が、もっと評価されてほしいですね。


外食だって、

食材の仕入れや保存、仕込み、食器選び、

などなど全部込みでサービスしてもらうわけで、

そこに対価を支払うのですよね。

家事代行や配送他、そういうところに目を付けたサービスが

活用されるのもいいことだと思います。



ちなみに

名もなき看護っていうのもあると思いませんか?

実際には看護はしているけど、加算には反映されない看護もありませんか?



お読みくださりありがとうございました。

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