全ての方へ「MANGA」
こんばんは。越前くらげと申します。
notoに何を書こうと迷っていたら、6月になってしまいました…
漫画も手付かず、もう何もしたくない…
なんて私はダメ人間なんだ…私なんか…いつまで経っても認められない…
私はふと思い出した。
自信作で、はじめて出張編集部に見てもらった漫画。その名も、
「MANGA」
シンプルに。このタイトルがふさわしいと思い。
7年前に描いた、漫画家の夢を諦めようとした少年•ノボルが、タイムスリップし、漫画家を目指す少年•オサムと出会い、変わるお話です。
図書館で手塚治虫の自伝漫画を読み、描こうと思いました。そう、オサムは手塚治虫です。
手塚治虫は戦争の中でも諦めずに漫画を描いていました。この根性があったからこそ、今こうして漫画が残っている。もう感謝しかないです。
私達は戦争のない平和な世界で、漫画が描けている。好きなことができている。それだけで幸せなんだと思わせてくれました。
なんとかこの感動を漫画にしたいと思って描いた作品です。
完成した時、傑作だ!!と大喜びしました。友達からも大好評。
嬉しくなり、編集部の人にみてもらいたいと調べたら、仙台に編集部の人が来ると知り、バスで仙台に行きました。
まぁ、待たされる!!
始まるのが9時?だったかなで、一時間前に会場に行ったのですが、もう人が20人ぐらい並んでいました。すごい…。
整理券が渡されました。時間が11時から。二時間も会場で待っていられないと会場近くをぶらぶらしてました。(会場近くのケーズ電気で何かを買い、ケーズ電気そんなに行かないのにポイントカードを作ったことだけなぜか、覚えてます。ほかに何したかは記憶にございません笑)
そして、作品を見てもらう時。
もう今でもあの時のドキドキは忘れられません。
作品を見てもらってるときはもうハラハラで、心臓が止まりそうでした。
第一声が、
「話しっかりしてていいね。」
でした。褒められているのですが、私は嬉しいというより気が抜けてしまいました。
その後に漫画の原稿の描き方間違ってたみたいで、親切に教えてくださいました。
絵はもっと頑張ろうねと言われました。まぁ、ですよねーと思いました。
その次の言葉が、
「読者が限定されちゃう作品だなと思いました。共感は正直得られない。」
私ははっとしました。私の漫画を見てくれている友達はほとんど、イラスト、漫画を描いている漫画好きな友達。
だから、この漫画が面白いと感じる。私自身もそう。
それを言われてからもう何も話が入ってこなかったです。
私の好きな漫画「バクマン。」では、名刺をもらえたら合格と言っていました。
結果は不合格でした。
私は仙台に来たにも関わらず、観光もせずに帰りました。帰りのバスの中、私は灰と化してました。
一般人受け―――――――――…
それは私にとって人生の課題かもしれません。
漫画人としても、一個人としても。
すみません。前振りが長くなりました。それだけ私にとって大切な作品です。
全ての漫画を描く方へ、いいえ、どんな形でも自分の作品を世に出してる方へ。ぜひ、読んでみてください。
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