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福井の幕末

4回にわたる福井駅周辺のガイド講座を受講している。1回目は笏谷石について先週行われた。今月末に2回目開催。お題は江戸〜幕末の福井について。

江戸時代の初代藩主結城秀康についてはボンヤリ知っている。その後二代目藩主忠直の乱行により藩は傾き、その後も徐々に藩の力が衰え…までが、自分の認識。
幕末となると、松平春嶽が所々顔を出すが、何をしたかはサッパリ不明。

そんな感じで少し予習をしようと思い立つ。子供用の漫画で偉人を描いたシリーズを手にした。由利公正、横井小楠、橋本左内の三冊。うっかり松平春嶽を買い忘れた。一番大事な人が抜けていた。今日注文。
三冊読んでみたが、幕末は知れば知るほど謎が増える。複雑だ。重要な事象が立て続けに起こる。急展開で起こる度に関わる人物が変わる。それも重要人物が複数だ。更に刻々と其々が立場や考えを変える。
思うに江戸から近代へは、自分の想像を遥かに超えた時代の変化だったようだ。世の中の仕組みも価値観も大幅に変わったのだろう。グラデーション無しの変化だ。

そんな幕末期に福井から数多くのキーパーソンを輩出、それに加えて全国からキーパーソンが訪れる地となった。
語るにネタは尽きない。
そこで今日は漫画を読了した橋本左内、由利公正、横井小楠の所縁の地を訪ねてみた。生誕の地や居を構えた場所へ。空襲と震災で焼野原になった福井。当然当時の建物は現存するわけもない。石碑があるのみ。
しかし当時の城下の様子を想像してみると興味深い。
足羽川を挟んで、由利公正と横井小楠の家が向かいあっていたり…。
坂本龍馬と由利公正が夜通で、幕末の行く末を語った莨屋旅館。ここは一乗谷から移住した人々の街であったり…。
橋本左内の生家の位置からすると、現在の道筋と当時では若干ズレていたり…。
まあ、どうでも良い発見もあった。

しかし幕末についてはもう少し理解が必要。
学生時代、幕末の複雑な史実を説明してくれた先生はいなかったなぁ。使える英語を教えてくれる先生もいなかったけど。

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