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昭和の福井駅前映画館❷

前回、昭和の福井駅前映画館について書いたので、当時の様子をもう少し詳しく。

70年代について。

伊井興業のテアトル福井、スカラ座、ピカデリー、松竹座が、今の西武デパート周辺に集積していた。
テアトルは日本海側最大のスクリーンが自慢だった。立派なスクリーン。上映される映画も大作が多かった。ここで「タワーリングインフレノ」や「ポセイドンアドベンチャー」「キングコング」を観た。
ピカデリーは夏休みになるとディズニー映画をやっていた。「ダンボ」を観た記憶がある。子供や女性向けの映画が多かったかな?
スカラ座は少しB級的な冒険モノやアクション、ホラーが多かったと思う。ディズニーの「地球の頂上の島」とか「海底2万里」を観た。今と違いこの頃のディズニーは、B級的な作品もあった。
松竹座は言うまでもなく、寅さんをはじめ松竹の映画専門館だった。

加賀産業の東映東宝は、コレまた言うまでもなく、東映と東宝の専門館だった。
東宝はゴジラを観に行ったな。ホールには東宝俳優の写真が並んでいた。
東映はあまり記憶にない。入った事が無かったのか?

放送会館も大きなスクリーンだった。大作も多かったけど、ヨーロッパの映画とか毛色の変わった作品も上映していた。「未知との遭遇」は、ここで観た。

メトロ劇場は今やミニシアターだが、70年代は所謂二番館だった。ロードショーが終わった作品を3本立てとかで、安く観れた。
この二番館というスタイルは、レンタルビデオによって駆逐された。80年代には未だ東京や横浜にもあった。「ブレードランナー」なんかは、365日必ず何処かの二番館で観れた。

それと80年代までは、地方の映画館は新作でも二本立てが当たり前だった。インディジョーンズとスタートレックの2本立てがあった。当時何方も人気シリーズで、凄く得した気分になった。

そして時代は、自分が最も映画を観ていた80年代へ。
長くなりそうなので、続きは次回へ。

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