見出し画像

助平 人を見る

 あれから、例の喫茶店に数日通ってみた。
 今日はいつものおねえさんではない人がホールを回していた。
 店内は静か。お客さんもパラパラ。

 どう考えても先日のおねえさんに客が付いている事を自分で卑下しているのか誰かから言われたのか、今日のおねいさんは懸命に愛想を振りまいているように見えた。比較されてしまっているのだろうか。そうするのがお店の方針なのだろうか。何かを意識してちょっと無理をしているように見えた。

 客のおじさんたちにしてみれば「おさわりなしの安いキャバレー」。となるとコーヒー一杯で美人に客が集まるのは必定。ここは夜のお店ではないんだけど。スナックに入り浸る事を考えればコーヒー一杯は安い。

 弱い方の味方をしたくなるのは判官びいきと言えばいいか。

 今日のおねえさんにはそう勝手に思い込んで「無理しないで自然でいいんだよ」と言いたくなった。小生は別に選り好みはしませんから。と。

 売れているおねえさんの方も内心、脂ぎったおじさん達の相手で疲れているような気もしなくもない。と今日はそんな一日でした。

 あ^^車検だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?