ファミリーコンサート『おんがくdeあそぼ11』 松浦充長
こんにちは。note更新担当のたぬ子です!
今年度で11回目を迎えるファミリーコンサート『おんがくdeあそぼ』をご存じですか?
”0才から親子で楽しめるコンサート”をコンセプトに、県内各地でポップスやクラシックまで幅広い内容のコンサートを行っています。
演奏グループは、第1グループから第4グループまであり楽器や内容はグループによって様々です。
今回は、『おんがくdeあそぼ』初参加の”和太鼓グループ”である、第4グループの隊長:松浦充長さんにお話しを伺いました!
”好奇心の種まき”
―第4グループの1番の見どころはどこですか。
私たちが演奏する和楽器は、ピアノなどのクラシック楽器に比べると目にする機会が少ないので、ほとんどの子どもたちが初めて見ると思うんですよ。
なので、”初めて触れる・見る・聴く・体験する”っていうのを大事にしたいなと思ってます。
そこで私は、公演キーワードを”好奇心の種まき”にしているんです。
『おんがくdeあそぼ』がきっかけとなって、「あれは何だろう」「触ってみたいな」「やってみたい!」と和楽器に対する興味の第一歩になれたらいいなと思っているんですよ。
これが、第4グループの魅力であり目指していきたいポイントですね。
一方通行のアドバイスをしない
―松浦さん、普段はどのような活動をされているんですか。
普段は、砥部町文化会館でホールや受付等のスタッフをしながら、休日はカルチャー教室で和太鼓の指導をしています。
ー演奏活動はあまりされないんですか。
マネージメントや制作を集中的に勉強していたので、太鼓グループへアドバイスや楽器のメンテナンスを主体に活動しているんですよ。
ただ演奏をしていないと、楽器の気持ちにも太鼓グループの気持ちにもなれないので、演者とサポーターのどちらかに軸足を移してしまうのではなくて、なるべく真ん中にいれるようにしています。
太鼓グループさんと話をする時に、”言っていること分かる・こちらの言ってることも伝わる”っていうニュアンスや雰囲気の共有を無くさないように、常に気を付けていますね。
何度も何度も憧れた”鼓童”
―和太鼓に出会ったきっかけは何だったんですか。
最初は、3才ぐらいの時ですね。
両親がお寺へお参りした時に本堂にあった太鼓を、ドンドンと叩いたのが記憶に残っています。
その後、学校のクラブ活動で松山水軍太鼓クラブにはいりました。
―クラブ活動で触れた和太鼓ですが、そこから演奏家として活動されていくにはどのような過程があったんですか。
プロになろうと思ったきっかけは、中学3年生の時に自分のおこづかいでチケットを買って家族の付き添い無しの本当に1人で観た”鼓童”の公演なんです。
公演をみるまでは、自分たちが水軍太鼓をしていたので「水軍太鼓=和太鼓」と思っていたし、「全国どこでも同じだろう」って考えてたんですよ。
ところが”鼓童”の人たちは、笑顔だし身体ムキムキで太鼓を担いでいるし、見たことのない大きな太鼓を叩いていて、それまで観たことのない演奏方法・技法・曲、全てのパフォーマンスに圧倒されたんですよ。
その公演から「”鼓童”の舞台に立ちたい」と強く思い続けるんですけど、親の反対や進路の関係もあって、”鼓童”の舞台に立つ夢を叶えたのは20才を超えてからですね。
心のバロメーターを上げるもの
―音楽のもつ役割や力は何だと思いますか。
音楽を聴くことによって心のエネルギーを補充できるところですね。
深く言い過ぎると生きる価値や生命の源とか、難しい言葉になっちゃうんですけど人が生きていく上で大切なエネルギーだと思ってます。
純粋な反応が楽しい
―”好奇心の種まき”というキーワードがありましたが、演奏をされている時に何か気をつけていらっしゃることはありますか。
演奏中に目を合わせたり、目を合わせずに自分の世界を作って背中で感じてもらったり、コールアンドレスポンスをしたり興味をもってもらう仕掛けやポイントを作るようにしています。
あとは、子どもたちの反応って正直なんですよ。
公演が終わった時に、子どもたちが寝ていることがあるんですよ。大きな音で叩いているにもかかわらず、耳を塞ぐんじゃなくて心地よくて寝てしまっているのを観たときはすごく微笑ましかったですね。
和太鼓をもっと身近に
―『おんがくdeあそぼ』を楽しみにされている方々に一言お願いします。
和楽器を感じてください。
身近にない楽器ですが日本の楽器なので、「つまらない」とか「おもしろくない」って聴かず嫌いにならないように、和楽器を知ってもらって”日本にはこんなにも誇れるものがちゃんとあるんだよ”と、お父さんやお母さん含めて子どもたちにも感じてもらいたいですね。
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