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ちょっと よりみち日記 2024.0220

すごい。
本当にすごい。

何がすごいかというと、時の流れの速さ。
みんなが思っていること、というのは理解しているけれど、もう2月下旬ということにびっくりしすぎて、言わずにはいられない。
最後に日記を書いたのは年末だったはずで、新年を迎えた頃、書く気満々だったのに、もう冬までも終わろうとしている・・・・!

1月と2月は、東京と大阪を行ったり来たりして、文字起こしをしたり原稿を書いたり、マダガスカルについて調べたり、イタリア語をちょっと勉強したり、サンレモ音楽祭を鑑賞したり……こうやって振り返ったら楽しかった気がする。

<1月・2月の思い出>
中川家にどハマりする
年末にたまたま点けたTVで、中川家が出ていて、そのおもしろさが忘れられず久しぶりに行った美容室で報告。すると美容師さんが「YouTubeのチャンネルありますよ」と。そこから毎日のようにYouTubeを見てしまい、今更ながら2人の頭の良さに感動。人間観察力がすごい。大好きなのは「大阪の不動産屋」というネタ。ああいう不動産屋さんいる、絶対。
関西に来てから、みんながお笑いの話をしても、全然ピンとこなかったし、見ようと思ったこともなかったのだけれど、毎週金曜にSpotfyで配信される「中川家のザ・ラジオショー」まで楽しみになってしまった。ツヨメロちゃんがかわいい。
大阪の友人がしゃべっているのを改めて聞いていると、中川家が演じるおばちゃんたちと喋り方がそっくりで、コントと現実を行き来し境界が曖昧になって思わずニヤニヤしてしまった。ついでに、とろサーモンとシソンヌというコンビ名を覚えた。

サンレモ音楽祭!
2/6〜10の4日間、イタリアの一大音楽イベント「サンレモ音楽祭」が開催。毎年楽しみにしていて、イタリアの国営放送「Ray」が、サンレモだけは国外にも生配信してくれるのでリアルタイムで見たり、アーカイブを見たり、毎日チェックした。
全員のステージは見れなかったけど、いくつか見たなかでもMahmoodの「Tuta Gold」が大好きに。

過去に2回優勝しているから、もしかして今年もMahmoodが!?とちょっと期待したけれど、1位はAngelina Mangoの「La noia」だった。
でもMahmoodの「Tuta Gold」はSpotfyのGlobal Top 50で1位に。イタリアのローリングストーンはインスタで「Mahmoodのキャリアは今、Tuta Goldのように輝いている」と発信。
このマネしたくなるダンス、みんなSNSでダンスチャレンジをしていて、ビッグウェーブ到来では!?と勝手に楽しみにしている(私のタイムラインにいっぱい出てくるだけかも…)。
ちなみにサンレモへの愛がありあまって久しぶりにハロートークを開き、「みんな見てる? 私は今年は、これとこれとこれが好き!」的な投稿をしたら、コメントをくれた見知らぬイタリア人3名中3名とも、サンレモがきらいだと。放映時間が長すぎたり、司会者が気に入らなかったり、サンレモには感動がない!音楽は感動があるべき!というのが彼らの主張。
確かに長すぎるは一理ある。だって、毎夜20時〜2時ぐらいまでやってるそう。でも感動は、年によってあると思う。私にとってのサンレモの感動は2021年のMÅNESKINだ。

「バーナテッド ママは行方不明」を鑑賞
気づけば関西での上映が終わっており、2023年には見れなかった「バーナデット ママは行方不明」。東京にいた時に、目黒シネマで上映されているのを知って、久しぶりに行ってみた。
着いて気づいたのだけど、この日は「リチャード・リンクレイター特集」だった。バーナデットはリチャード・リンクレイターの作品だったのか。
同じく特集上映に組み込まれている「ビフォア・サンライズ」は大好きで、6回以上見た私のバイブル的な作品だ。

「枯葉」「ニューヨーク・オールド・アパートメント」、と、今年になって映画館で見たものの中で、1番好きな作品だった。もちろん「枯葉」とは全然違う世界だけれど。
ケイト・ブランシェットの人間らしさを炸裂させた演技がとても素敵で、不器用だけど自分らしくいることの大切さを肯定してもらった気がする。同時に、良かれと思ってすることも、相手をきちんと見ていないと何かを破壊するような結果を招くのだと感じた。バーナデットが病院に連れていかれそうになる件は、まるでホラーのようだった。

「TAR」とは全く違う魅力が演技に詰まっていて、1人の人間の幅の広さに惚れ惚れした。

帰りはロシア料理店でピロシキ食べながら、厨房で大笑いするロシア人たちの声にを耳を澄ませる。パリパリのピロシキの生地は、子どもの時に近所のロシア料理店で買ったものと違ったけれど、ミンチがたっぷり入っていて美味しかった。このピロシキは厨房にいる彼らにとって、どんな存在なのだろう。

あぁ毎週どこかの国の料理を食べに歩いたら、また違った発見があるのではないかなあ。これを2024年の私の目標にしようか。


楽しかったことが、たくさんあった2024年はじまりの2ヶ月。
あと9日で終わる2月について、このあともう一度書くだろうか、私。

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