見出し画像

今日のほかろんさん アカデミー賞の日

私の長女は、てんかん、知的障害、自閉スペクトラム症、双極性障害を持ち合わせ、毎日、生活介護の事業所に通っています。

なんで、ほかろんさんかというと、真冬でも手が温かく、スタッフの方からホカロンみたいねといわれたからです。
循環が良いのでしょう。
「ほら、あたたかいよ。ほかろんみたい。」と長女が私の手を握ってきたら、私の手の方が3倍くらい温かかったんですが、
「ほんと。あったかいね。」と答えました。

昨日はプールに行って水泳カウンセリングの先生と、ゆったり泳ぎました。
プールから出てきたら、
「ああ、ほっとする。」と言って、くたっとして腰かけてました。
どうやら、プールから上がると、体の力が抜けるようなのです。
普通、これは、リラックスするとか表現するんでしょう。
普段、カチンカチンに緊張しているので、水圧マッサージの効果で、筋肉がほぐれるのでしょう。

そんなほかろんさん。
毎日、母と二人で暮らしています。
いわゆる老障介護なのです。
ホカロンさん、明日、51歳になります。
母は今年75歳になります。
そういうわけで、そろそろ、私が入院などすることになったときのために、ショートステイ先を確保しておこうと思います。
必要書類を提出して、先方から連絡があり、今日の午後にショートステイ先に面談に行くことになりました。

今朝、今日面談に行くから、給食の後迎えに行くからねと伝えました。
実は以前も申し込んで、面談に行っているのですが、その後1回もサービスを使っていなかったので、最初から申し込みのやり直しをしなければならなくなったのです。

申し込みの際に提出する診断書が8300円もしたので、あああとは思いますが仕方ないですね。(感染症の有無を証明する為)
評判のいい、ショートステイなのです。
ということは、なかなか予約出来ないということでもあります。

ほかろんさんはショートステイには行きたがらないし、グループホームは嫌だというし。
だけど、私が何かあったときに安心して、ショートステイできる所がないと、困るというわけで、なかば、だましだまし、面談に行くところまでこぎつけました。

「タクシーでいくよ。中抜けですぐ戻って、午後の活動には参加するからみんなと一緒にお帰りできるよ。」
と言って、何とか、納得してもらいました。

その後、バスを待っているときに、
「何のタクシーでいくの?GOでいくの?」と聞いてきたので、あ、面談に行く気になってくれたなと少し安心しました。
ほかろんさん、GO好きです。

しかし、あともう一つの事業所にも、申し込みをしているので、もう一回、面談に行かなくてはなりません。
事業所によって、直接申し込みをするところもあれば、市役所に申し込みをするところもあれば、診断書が必要なところもあれば、主治医意見書が必要なところもあります。
書き出す書類もたくさんあります。
予約やら面談やら、それをホカロンさんに伝えるたびに、胃が痛くなるほど緊張する母なのでした。
51年ケアしていても、どこでスイッチが入るかわからない、未知との遭遇みたいなほかろんさんとの生活は、ハラハラドキドキの毎日です。

しかし、この次に来るショートステイの「お試し体験」これをいかに切り抜けるか、新たなる課題は続出です。

難度の高い脳トレをしているようです。
介護保険のケアマネージャーをしていた私でもそう思います。
福祉の手続きはなかなか難度が高いです。

そんなこんなで、アカデミー賞の生放送は見ることができませんでした。
夜にダイジェスト版を見ます。


よろしければ、サポートお願いします。老障介護の活動費、障害学の研究費に使わせていただきます。