見出し画像

夏休みといえば天然コケッコー

私は今夏休み中。
障害のある長女ほかろんが、障害のある人を対象とした水泳カウンセリングの、のんびりお泊り会に行っているので、おひとり様満喫中。

夏休みというと、思い出すのは、「天然コケッコー」。
くらもちふさこのマンガもいいが、実写化された映画もまたいい。

小中校合わせて、たった6人しか生徒のいない、田舎の学校に東京から転校生がやってきた。
夏帆演じるそよにとって、初めての同級生だ。
そよは、面倒見の良い子で、年下の子どもたちに慕われている。
年下の子どもたちが、またみんな、面白い子たちばっかり。

あこがれの「東京」からやってきた広海は、クールでとっつきにくい。
当時18歳の岡田将生が、しっかり中学生を演じている。

広海にあこがれを抱いているそよは、中学のたった二人だけの修学旅行に東京に行きたいと先生に提案する。
しかし、素朴な生活をしているそよは、人混みに酔ってしまうのだ。

この映画で好きなところは、なんとなくささやかな日常を丁寧に描いているところだ。
ささやかな生活の中で、子ども達が夏を過ごす。

そしてもう一つ好きなところは、そよが出かける時に
「いってかえります」というところ。
ふつうなら、「いってきます」だけど、「いってかえります」だと、出かけっぱなしでなくて、きっちり、帰って来るよという意味が含まれていて、安心感がある。

私も時々真似して、「いってかえります」なんて言いながらドアの鍵を閉めるけど、そよみたいに大勢の家族がいないから、
「いってらっしゃい」と言ってくれる人はいない。

親せきのおばさんが、成長した甥っ子を見ている気分で、大人になった岡田将生の朝ドラを見ている。
いいなあ、航一さん。


よろしければ、サポートお願いします。老障介護の活動費、障害学の研究費に使わせていただきます。