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自宅作業員とホコリ

自宅で仕事をするようになってから、会社で仕事をしていた時を思って何を感謝したかって「掃除のおばちゃん(おじちゃん?)、ありがとう」ということだ。

比較的朝早く会社に行ったって、事務所内で私は掃除のおばちゃんを見たことがなかった。

机の上は自分のせいでずっと汚いままだけど、床はいつだって「ある程度のキレイさ」を保っている。

それは母親が子供の部屋を掃除するように、”誰かが入った感”を醸すものではなくて、”誰も入っていないはずなのに、ずっとキレイ”というもので、物は1ミリ動いていないにも関わらず、チリやホコリは毎日ちゃんと拭われているという感じ。

本当は掃除のおばちゃんやおじちゃんじゃなくて、妖精かなっていうレベルのそれは、プロの仕事だったんだなあ、なんて思うのです。


私は家事の中でも掃除と整理整頓が一番苦手です。

自宅仕事をするようになってから、「ホコリって毎日結構溜まるんだなぁ」と気づいて、バカみたいだけど、実は結構びっくりしました。

会社勤めだった時にはあまり気づかなかった”ホコリ”。

なんだったら結婚する前は自分の部屋のホコリにだってあんまり気づいていませんでした。

「気づかずにいたのは、誰かが毎日、お掃除してくれてたってことだったのか…」と目の前のホコリや汚れに耐えられなくなって、PCの前に座る前に掃除機をかけている平日の朝はよくそんなことを考える。

今日もそんなことを考えながら、掃除機をかけた。

今日は暑くなるみたいなので、シーツも思い切って洗いました。

主婦と仕事人のボーダーラインってのは、自宅作業員になるとなくなってしまう。

それはそれで、良いような悪いような…、悪いような良いような…。


さ、仕事しよ。

昨日考えるのをやめて寝かせた案件から今日は片付けるか。

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