ファイザー製ワクチンは2回打つ必要があるのか
Eric J Haas, et al. Impact and effectiveness of mRNA BNT162b2 vaccine against SARS-CoV-2 infections and COVID-19 cases, hospitalisations, and deaths following a nationwide vaccination campaign in Israel: an observational study using national surveillance data、
ワクチン接種で予期聞かれるのが、2回打つ必要があるのかということ。
ファイザーのワクチンについて、イスラエルのCOVID-19患者(16歳以上の653万8,911人のデータ)を対象に、ファイザーのワクチンの感染予防効果などをワクチン非接種者を比較し検証した。
2回接種後7日以降の感染、入院、重症化、死亡に対する95%超の抑制効果が認められたとLancetに書かれています。細かくは、無症候性91.5%で症候性97.0%となっています。
COVID-19による入院では97.2%、重症化による入院では97.5%、死亡では96.7%の抑制効果が認められた。
これはすごい効果ですね。やはり、早くワクチンが世の中に出回ることが大事です。自然に集団免疫を獲得するのを待っていたら、多くの人の命がなくなってしまいます。ワクチンのリスクの方が遥かに小さいと思います。これはインフルエンザや他のワクチンでもリスクゼロではないことを考えるべきでしょう。確かに、今回は新しいRNAを使ったワクチンではありますが、ゼロリスク信仰を捨てて進まない限り、この課題はクリアーしていけないでしょうね。