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考え方のためのnote

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2020年11月の記事一覧

「お館様」は現代にタイムスリップして世界最先端のリーダー論を学んでいる

漫画「キングダム」はビジネス書である、と銘打ったプロモーションが話題になりました。私も愛読者ですが、確かに同書はただ面白いだけではなく、リーダーシップを学ぶ良い教科書になっていると思います。しかし、私が「ビジネス書」として「キングダム」以上におすすめしたいのは、みなさんご存知の大人気漫画「鬼滅の刃」です。 キングダムで学べるのが伝統的なリーダーシップだとしたら、「鬼滅の刃」には、その舞台こそ大正時代ですが、リーダーシップ論の潮流から見ると「世界最先端」といっていい、現代にお

ないのはデータじゃない。仮説なんです。

なくてもいいけど、あれば人生が豊かになる。そんな雑貨のような知識を集めた「知識の雑貨店」というマガジンを運営しています。 そんなマガジンの2本目である本作は、学生さんでも新卒さんでも、誰もがデータの力を活用できる、そうするともっと人生が豊かになる、という話なのですが、データそのものの話には一切触れていません。 というのも、データの力を活かせないのは、多くの場合データ分析が難しいからではなく、まず仮説を考える、ということをしないからだと思うのです。 「ニュートンのりんご」

4. Share(共有)は、購買プロセスのどこで起きるのか? #1sheetMktg

次の記事を読んだ。 従来の購買ファネルは古く、新しいファネルの考え方として、ACTIONのあとにSHAREがあることを捉えよう!というものだ。 これは、電通から出てきた有名な「AISAS」やあるいはGoogleのZMOTから派生した「TMOT」など、近年のマーケティング実務家の中でもよく使われている考え方である。 しかし、である。 実際のところ、ソーシャルメディアやブログ、noteなどを見ても、「Share(共有)」は、上記のモデルで主張されたような「買った後」だけで

今後、実務担当レベルでも「オムニチャネル」を語るなら、この論文 (by @ushiodazai @maustanuo )を読んでからにしよう。

どうも、「アカデミック」とは、数光年もの遠い世界の住人です。 さて。とある論文寄稿が公開されてました。読みました。 「日本マーケティング学会」という小生とは、一生縁のない学会による「マーケティングジャーナル」からの引用となります。先程、この中で、友人(と呼ぶには恐れ多いですが)が、論じたものを読んでいました。 「オムニチャネル」を語っている、事業会社の方も、支援会社の方、全担当者が一度は目を通したほうがよい内容です。(当然、最先端の方は、僕なんか勧める前にすでに読んでいる