オープンシェア革命とは何か 独自ノウハウをオープンにし、さらに自分を磨く、目標明確、課題と成果の見える化【ネット集合知・オープンサイエンス・オープンイノベーション】

独自ノウハウをオープンにし、さらに自分を磨く、目標明確、課題と成果の見える化

2021年4月14日(水)
ダルビッシュ投手が!青学陸上部が! 能力伸ばす“オープン・シェア革命”

34歳で進化を続けるダルビッシュ有投手。箱根駅伝で“常勝軍団”に成長を遂げた青山学院大学陸上競技部。背景にあるのは、データの“オープン・シェア革命”。武器である変化球の投げ方や長距離に特化したトレーニング方法を惜しげもなく一般公開。そこから多くの選手が技術を学び、さらに進化した技術を学ぶという“成長の好循環”が生まれているのだ。また横浜DeNAでは、元選手中心だった人材登用を“オープン化”し、統計学やAIの専門家などを積極活用、選手強化に乗り出している。いかに個人や組織の能力を伸ばすか。企業の管理職や子育て中の親にもヒントとなる“スポーツ界の革命”を深掘りする

原監督:今までは感覚でやっていたものを人に教えるということで、自分の技術力の向上にもなるんです。ノウハウや技術を自分の中でかみくだいて、ある種「論文化」させている。それをきちっと形にしてSNSなどで発信することで、自分の頭脳と技術力を接続させて、さらに磨きがかかると思います。

ライバルは駅伝の他大学ではなく、野球界やサッカー界だと思っていたんです。

手足が長くて、体つきも良くて、本来はサッカーや野球をやって活躍するような身体能力の高い選手が陸上界に入ってきてくれているんですよ。

「オープンにすることで、理論が補完される」

「内輪だけでは、気づけなかった」

オープンサイエンス革命

ネットを駆使して、全世界の知を共有・発展させよう。豊富な具体例でその重要性をわかりやすく説く、新時代の科学へのマニフェスト。

ネットを駆使した知の共有化が科学を変える
インターネットの出現で科学の営みは劇的に変わりつつある。17世紀の科学雑誌による知の共有化という第一次オープンサイエンス革命に次いで、現在は第二次革命期にあると主張する著者は、オンラインネットワークを駆使した知の共有化の可能性を検証し、その重要性を訴える。豊富な具体例を挙げてわかりやすく解説した、新時代の科学へのマニフェスト。

豊富な具体例を挙げながら、現状の科学の問題点や、オンライン上で協力して科学の問題を解決する「オープンサイエンス」実現への課題を解説し、その将来を展望する。

目次
発見を再び発明する
第1部 集合知の有効活用(オンラインツールは私たちを賢くする;専門家の注意を効率良く誘導する;オンラインコラボレーションの成功条件;集合知の可能性と限界)
第2部 ネットワーク化された科学(世界中の知を掘り起こす;科学の民主化;オープンサイエンスの課題;オープンサイエンスの必要性)

ネット集合知

科学者のみならず一般の市民を含め多くの人々がネット上で対話し問題を解くためには、具体的にどう協力すればよいのか。

コンピューターが人間による知の生産をいかに支援できるのか

アマチュアの科学愛好家でも、特定の断片的分野についてなら一流専門家をしのぐ知識と興味をもち、探究に参加できる

科学者が自分のアイデアや実験データを論文に書くだけでなく、ネット上で積極的に開示する「オープンサイエンス」の意義

オープンイノベーション

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