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ロッシェル・カップ(@JICRochelle)さんが神宮外苑再開発反対でついた7つの嘘

ロッシェル・カップさんが神宮外苑地区まちづくり、いわゆる神宮外苑再開発に関してついた嘘を紹介します。嘘とは、ここでは公式発表で正確な情報があるにも関わらず、虚偽の情報を投稿していることとしています。

ロッシェル・カップさんとは

ロッシェル・カップ(Rochelle Kopp)さんは、ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティングの代表であり、「異文化コミュニケーション、人事管理、リーダーシップと組織活性化を専門とする経営コンサルタント」(ウェブサイトより引用)です。
本業の傍ら、各種メディアへの寄稿をされたり、MS&ADホールディングスの社外取締役を務められてもいます。

こちらは、日本での法人格はないようです。また、シカゴ本社、東京事務所以外に5つの事務所があるようです。それぞれの事務所の住所をGoogleマップで検索していただくと、興味深いですよ。
それでは、7つの嘘を紹介します。

1.伐採本数、1,000本/3,000本/10,000本

1,000本とは、当初の計画発表時に伐採本数が892本とされたため、反対運動のキャッチプレーズに四捨五入した1,000本と謳ったのに由来します。現在も、Chang.orgの反対運動のキャッチフレーズに残っています。
3,000本とは、「計画区域内の内、風致地区の一部エリアにおいて、東京都風致地区条例に基づく伐採の許可申請」の本数です。「申請した伐採対象の樹木 3,028 本の内、約 9 割は個別にカウントが困難な群生低木であり、面積から推計した推計値となります。 」です。こちら「風致地区における樹木の取り扱いについて」に詳しい説明があります。
10,000本とは、申請した伐採本数が、3,000本ならこの計画区域全体では10,000本になるのではという完全に想像した本数です。
計画区域全体の樹木の本数は1,904本、伐採本数は正確には743本です。

2.大銀杏が伐採される

こちらは、軟式球場の1つ、大銀杏球場にある五本立ての大きな銀杏の木の話。当初は伐採予定でしたが、途中で保存に変わりました。保存に変わった後も、伐採されると投稿されています。

3.ららぽーとができる

有名な、ららぽーとができるぞデマ。

詳細はこちらにまとめました。

4.明治神宮はお金持ち

この明治神宮はお金持ち説は、こちらの文章にまとめました。

5.新神宮球場にTOKIO HOTELができる

さすがにこの嘘は、有名人に直接関係するデマなので削除されています。ロッシェル・カップさんご本人もまずいと思ったのか、関係方面からお叱りをうけたのかは知りませんが。
いろいろツッコまれています。


6.秩父宮ラグビー場は国有地

いまだに国有地だと言う方がいますが、ここは独立行政法人日本スポーツ振興センター、通称JSCの所有地です。土地の処分には管轄の文部科学省に承認を得る必要がありますが、国の土地ではありません。独立行政法人は、独立して事業を行う組織なので、特に取引や目的に問題が無ければ認められます。現在、いわゆる国有地は、所有者が旧大蔵省や財務省の土地です。各地の財務局に問い合わせれば、その土地が国有地かどうか教えてくれます。

7.銀杏の根っこ15フィート

4列の銀杏並木と、新しい神宮球場の端が、歩道の縁石から8メートルとされています。※樹木の取り扱いについて・設計段階の工夫に
これをみて、銀杏の木の根っこは15mに広がると、探してきた資料にあるとして、良くないとおっしゃりましたが、実際は資料は、15フィートと表記してありました。15フィートは4m50cmです。ほぼほぼ問題なさそうなことが逆に判明しました。

まとめ

さていかがだったでしょうか。

このロッシェル・カップさんが、神宮外苑再開発事業認可取消し訴訟(被告・東京都)の原告団長を務められています。
2024年7月に東京都知事選挙が行われますが、なぜ一部勢力により神宮外苑再開発が争点にされるのか、うかがえますね。


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